いきなりマリッジ シーズン1 ネタバレレビュー!全体に漂う暗い雰囲気【AbemaTV】

2018年6月11日~7月30日の間で全8回に渡ってAbemaTVで配信された「いきなりマリッジ」。

今更ながら2019年9月にようやく視聴しましたので、全話を総括したレビューを行いたいと思います。

私はいわゆる「恋愛バラエティ番組」が好きで、AbemaTVではよく他の番組も視聴しているため、この「いきなりマリッジ」も名前だけは知っていました。

ただ、タイトルにあまり惹かれず、無料で見られる期間も終わっていたため視聴することはありませんでした。

そんな中、同じくAbemaTVで「さよならプロポーズ」という番組が始まります。

名前が似ていることから想像できるとおり、「いきなりマリッジ」のスタッフが制作に携わっている新番組。

興味をそそられた私は初回から視聴し、現在このブログでレビュー記事を書いています。

これがきっかけで「いきなりマリッジ」の名前を思い出し、いい機会だと視聴しようと思った次第です。

そして「いきなりマリッジ」を視聴しておけば、現在配信中の「さよならプロポーズ」のレビューにも良い意味で何か反映できればな、という考えもあります。

さすがにいまさら1話ごとレビューしていくのは需要がないと思うので、全話を一気観した総括の記事となります。

また、私自身は結婚7年目のペーペーではありますが既婚者ということで、未婚の方より経験としてはありますので、それらの前提を踏まえた上でのレビューとなっております。

イツキ
上から目線にならないようにできる限り気をつけて書くつもりですが、個人の主観が入らないレビューは面白さに欠けると思うので何卒ご容赦いただければと。

ちなみに、完結してから1年以上経過していますので、すでにネット上には多くのネタバレや後日談などが上がっているかと思います。

ですが今回、私はそれらを一切見ていません。

また続編にあたる「シーズン2」も視聴していません。

あくまでシーズン1の番組の動画だけを見た、というフラットな状態でレビューを書かせていただきますので、予めその旨ご了承ください。

さて、前置きはこのくらいにして。

早速レビューに参りたいと思います!

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なお、このレビューは視聴済み前提の完全ネタバレとなるため未視聴の方、ネタバレを嫌う方はここで読むのを中止することをオススメ致します。

番組の構造

番組の細かいルールを1から説明するのはあまり意味がないと思うので割愛します。

要約すると「結婚式で初めて出会った男女が、1ヶ月間の擬似的な夫婦生活を経て本当に結婚するかを決める」という番組です。

なかなか斬新なコンセプトですよね。

数多くの恋愛バラエティ番組を配信しているAbemaTVの中でも、人気の番組になるのもわかります。

今回私も視聴してみて、改めてその面白さを体感することができました。

ただ良い点は視聴された方なら共通的に感じていると思いますが、だからと言って手放しに全てを絶賛できるというわけではありません。

ここからは視聴していて私が感じた「番組の構造」に関する気になる点を挙げていきます。

振り返りや回想シーンが多い

これは新番組「さよならプロポーズ」を見ていても思っていることなので、前身の「いきなりマリッジ」から続いているのかと、ある意味で納得してしまいました。

具体的に言うと、まず各回の番組本編が始まるまでに5分くらいかかります。

動画がスタートしてから新しい展開が始まるまでに毎回5分です。

さすがに長すぎるので、視聴の際は全部スキップして見ていました。

そして本編中にも差し込まれる、過去の回の回想

他の番組でもよく使われる手法ですし、視聴者側にはわかりやすいといった反面、回想の映像を使う時間が長すぎる気がしました。

これが1、2セリフのやり取りの切り抜きならまだ気にならないのですが、1シーンをガッツリ3分くらい流すんですよね。

それが1話につき3~4回あります。

オープニング5分、過去回想3分×4だとそれだけで17分くらいは過去の振り返りに費やしていることになり、53分ある本編の1/3を使っている計算になります。

もちろん意図はわかりますよ。

前回や過去の内容を忘れてしまった人のため、途中の回から見始めた人のため、話についていけなくなるのを防ぐための編集だというのは理解しています。

ただ、例えば今回の私のように一気観している人にとっては、短期間で同じシーンが何度も何度も流れるので辟易した、というのが正直なところです。

シークバーの操作や早送りをすれば視聴者側が対策できるところではありますが、面倒なことには変わりないので改善されてほしいな、と思うポイントでした。

「別れるのが前提」ということを忘れがち

番組の趣旨として「結婚か別れるか」というのが最終的な決断としてある限り、ハッピーエンドは「結婚」だと思いたいじゃないですか。

番組の編集的にもそういう意図が見受けられましたし、MCの方たちも「結婚してほしい」という形で応援されていたので、視聴者である我々もどうしてもそういう風に考えがちになります。

ただ、冷静に考えてみるとこの番組の企画的には「別れるのが前提」になるんですよね。

当たり前なことを言うと、普通結婚というのはある程度の付き合いを経たカップルが行うもの。

それをこの番組では逆行しようとしているわけですから、歪も歪、世の中の摂理に真正面からぶつかっている形となります。

そのため、むしろこの状態から結婚に持ち込めるのはもはや「奇跡」に近いということ。

忘れがちですが、「いきなりマリッジ」とは実はそういう番組です。

結婚できない男女の駆け込み寺、みたいな感じで番組企画の力を借りて「半ば強引に」結婚を意識する、みたいに描かれていますが、おそらく普通に恋愛して結婚するより難易度が高く、成功率が低いと思っています。

人間は普通、こんな状況下では結婚できません

ですので、今回出演された2組のカップルの結末については私は何の違和感もありませんでした。

そりゃそうなりますよね、と。

「夜の営み」は禁止されていないのか

あんまり直接的な表現をするのはいろんな意味で得策じゃないので「夜の営み」とぼかしてみました。

最終回、トモタカが「後悔していること…キスすれば良かった、抱けばよかった」と発言しているのを見る限り、番組側がそういったことを禁止している様子はなさそう。

ただ、トモタカ&スミレ、ツヨシ&キヨミの2カップルはそこまではいかなかった、というのは番組を視聴すれば察することができる部分だと思います。

トモタカが悩みに悩んだ際に言ったセリフ「キスもセックスもしてない相手と結婚なんてできるかよ」、特に男性にとってはある意味これが真理なのではないでしょうか。

最終的には「そんな相手と結婚しよう」と決断したトモタカですが、リアルな話、この状態で結婚できるカップルがどれだけいるかという話。

セックスレスは立派な離婚事由になりますから、結婚前に相性の良さを確かめておくことは自然な流れですし、大切なことです。

キヨミのセリフでもありましたが「結婚とはゴールではなくスタート」ですので、この先も結婚生活を続けるにあたって今回の2カップルは結婚に必要不可欠な確認をしなかった、というのは大きな失態だと思います。

「年収」を表示する意味

この番組では他の恋愛バラエティ番組と比べると珍しく、各出演者の年収を表示しています。

確かに「結婚」ということを強く意識したとき、非常に重要になってくる情報ではあります。

ただ、これは番組の最初に一度表示するくらいで、あとは出演者たちが認識できていればよかったのではないでしょうか。

収入」というのは、平たく言うとその人の「生活力」をわかりやすく数値化したものになりますから、見方次第では「人間としての格」と短絡的に捉えられてしまわれかねない。

例えば今回のカップルで言うと、キヨミがツヨシに向かって上から目線とも思えるような物言いをしたり、子供扱いするような言動があったのは事実でした。

このとき「年収」という普段は見えないような付加情報がわかりやすく見えることで、視聴者的には「年収280万円の人が年収1,000万円の人に何言ってるの?」と思ってしまう可能性が出てくるということです。

実際に私自身も少なからずそのように感じたシーンはありました。

先述したように、確かに結婚する上で重要な情報ではありますが、番組的にはあまり表示させないほうがよかったのかな、と感じています。

全体的に雰囲気が暗い

他の恋愛バラエティ番組の場合、いろんな制約やシチュエーションの中で恋愛をし、カップルになるという目的が基本になるかと思います。

それに対しこの「いきなりマリッジ」では、恋愛的な要素はほぼなく、期日まで2人が結婚についてすり合わせをしていく、という作業の連続なのであまり幸せな展開というのがありません。

しかも、初日の結婚式が初対面ということですから、少し前まで見知らぬ他人、好きでもない相手を無理やり結婚相手として思い込もう、というのは精神的にかなり負担が大きそうだと伺えます。

そのため、カップル間の揉め事や喧嘩といった出来事が非常に多く、全編通してどことなく暗い雰囲気が漂っているのが印象的でした。

もちろんシーズン1の出演者がたまたまそういう傾向にあっただけであり、他の人だったらまた違う雰囲気になるのかもしれません。

ただ、暗い雰囲気にならず明るく結婚までたどり着ける人が、果たしてこの番組に出演する意味があるのか、出演しなくても充分結婚できるんじゃないか、という点においては、この番組が抱える1つのジレンマなのかもしれません。


「いきなりマリッジ」視聴後の総評

以上が「いきなりマリッジ」シーズン1を視聴したレビューとなります。

実は各出演者に対する感想も書いてはいたのですが、書き進めるうちに番組上の結末への展開の影響もあってか、どんどんと否定スタンスになってしまいました。

そのため、読んでくれる方もあまり良い気分にならないな、と判断し掲載しないことにしました。

冒頭でも述べたとおり、番組のコンセプトは斬新で面白いですし、結婚式での映像の美しさ、30日間という長期の撮影をわかりやすくテンポよく見せる編集など、優れた点がたくさんあります。

だからこそ、この記事に掲載したいくつかの気になる点は、やはり残念だったと感じてしまいます。

個人的に思う「恋愛バラエティ番組」の醍醐味は、「野次馬感」と「幸福感」。

野次馬感」という言葉は実際にありませんが、番組を見ながら出演者の言動について「あーだこーだ」言うのは誰しも経験があるはず。

このシーズン1はその材料が多数散りばめられていたので、そういう面では存分に楽しむことができました。

反対に「幸福感」は薄く、最終的には2カップルも「別れ」を選択したということで、ある種の喪失感すら感じてしまいました。

この辺りは番組のせいだけではなく、出演者にもよるので難しいところではありますが、次回以降シーズン2ではもう少し幸せな気分で見られることを期待しています。

さて、長くなりましたが今回はこの辺りで終わりたいと思います。

次は「いきなりマリッジ」シーズン2のレビューでお会いしましょう!

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いきなりマリッジ シーズン2 ネタバレレビュー!4カップルの結果は番組の結論【AbemaTV】

2019.09.19

ABOUTこの記事をかいた人

イツキ

趣味はインテリア(雑誌を見たり雑貨、家具を買ったり)、映画鑑賞、 バラエティ鑑賞(主に恋リア)、酒、投資の勉強、ゲーム、旅行、等々 限りなくインドア派のため、前述の通りインテリアや最新ガジェットが好きなのもあり 自宅がどうすれば過ごしやすくなるか日々考えてばかりいます。 詳しいプロフィールはこちら