毎週土曜日、夜23時からAbemaTVで配信されている「こじらせ森の美女」。
正直視聴する前は、その独特のワード(美女、王子)やMC陣の面子のクセの強さで敬遠していました。
ですが、いざ視聴してみるとこれまでの「恋愛リアリティショー」にはない面白さにハマり、近頃は夫婦でいろいろと考察するのが日課となっています。
後からお読みになられている方のために念の為述べておくと、この記事は第4話の配信後、「中間告白」がある第5話の配信前に公開した記事です。
このブログでもこれまでの第1~4話のレビューを公開し、その中で様々な要素を元に各「こじらせワード」の予想をしてきました。
束縛美女:光沙子
私モテます美女:詩音
夢見がち妄想美女:なりみ
元カレ依存美女:絵梨佳
プライドエベレスト美女:那夏
その中で、1つだけ特に気になる存在、というか頭に引っかかっていることがあります。
それは「私モテます美女」について。
この記事はそんな「私モテます美女」について、これまで出ている情報を元に考察し、出た結論を述べるというのが趣旨になります。
というわけで、早速結論からお話してしまいましょう。
詩音が「私モテます美女」=「恋愛かき乱し美女(ジョーカー)」として参加している可能性が高い
果たしてこれはどういうことなのか、順を追って説明していきましょう。
なお、タイトルや上記導入文でお察しいただいているとは思いますが、この記事には個人の偏見による考察や、純粋に「恋愛リアリティショー」として楽しんでいる方にとっては不快に思われる要素が多く含まれています。
そういった方は閲覧自体をご遠慮いただくことを、予めご了承いただければと思います。

目次:お好きなところからどうぞ
こじらせ森の美女 5話先行 by YouTube
詩音を「私モテます美女」と予想する理由

まず最初に私が「詩音=私モテます美女」と予想する理由をおさらいしたいと思います。
各話のレビューで述べてきたことを羅列すると、
第1話では、女性メンバー紹介シーンの中で喋っていたセリフで「いつか運命の人は現れるだろうって思って待ってるスタンス」と詩音が言っていたことに注目。
余裕がある態度は「モテる」という自信の表れ、ということで「私モテます美女」であると予想。
第2話では、詩音が「最長交際歴7年」だということに着目し、実際の経歴から「元カレ依存美女」であると予想を修正。
第3話では、女性陣との会話の中で詩音が「2ショットトークの時に男性に『無理なやつあった?』と聞いたが、私のワードではなかった」と発言。
この時の相手というのはダイキンマンだと思われるため、彼が挙げた「プライドエベレスト美女」「元カレ依存美女」は必然的に除外となり、再び「私モテます美女」に予想を修正。
第4話では、タカとの2ショットトークで「結婚したら二世帯住宅」「妥協はしたくない」と余裕と自信がないと言い出しにくいことを発言。
これにより「私モテます美女」という予想を裏付けたと考えています。
先述のとおり、これらはこれまでのレビューで述べてきた、私が詩音を「私モテます美女」だと予想する理由です。
そしてもう1点、第4話のレビューを公開してから私はある事に気づきました。
以下の記事をご覧ください。
転記するので別に読まなくてもいいのですが、この記事は「AbemaTIMES」が公開しているもの、いわば「こじらせ森の美女」の公式の記事となります。
その中で各こじらせワードについて、以下のような記載がありました。
元カレが忘れられず、タロット占いや動物占いばかりを信じている『元カレ依存美女』
自分は管理されたくないが、相手のことは全て把握をしたい『束縛美女』
理想が高く、相手の欠点ばかりをすぐみてしまう『プライドエベレスト美女』
自ら積極的に動けず、いつか王子様が現れると信じて待っている『夢見がち妄想美女』
よく口説かれモテるが、なぜか結局相手に浮気をされてしまう『私モテます美女』
出典:こじらせ森の美女
いろいろと気になるところはありますが、今回注目すべきは「私モテます美女」について。
「よく口説かれモテるが、なぜか結局相手に浮気をされてしまう」
これについて当てはまるのは、第4話までの時点でわかっている情報では2人しかいません。
1人はもちろん詩音。
彼女は第1話で、大ちゃんから鍵を渡された後の2ショットトークでこう語っています。
「最後に彼氏がいたのは1年前、その人は短い期間で浮気が発覚し、私の記憶から抹消したい」
そして彼女は「よく口説かれモテる」というところにも当てはまっています。
もう1人は光沙子。
彼女のプロフィールには「彼氏に浮気され率60%」とあり、明確に浮気されやすい人物像ということが明かされています。
ただ彼女が「よく口説かれモテる」というところについては、若干の疑問が残りますよね。
そこで次の話題へと移ります。
異彩を放つ「私モテます美女」

私は5つのこじらせワードを並べてみた時に、「私モテます美女」だけ異質だと感じました。
この異質の正体は何なのか考えてみると、その基準が「他人からの評価でしか成り立たない」ことに気づきます。
例えば「元カレ依存美女」であれば、本人からの申告でも充分にこじらせとして成立します。
「束縛美女」「プライドエベレスト美女」「夢見がち妄想美女」も同様です。
本人から「それが私のこじらせなんです」と言われれば、疑いようがないし確かめる術もない。
しかし、「私モテます美女」はそうではない。
確かに日常生活であれば「私モテます」と本人が言っているのを疑ってもしょうがないですし、他人が証明するのは難しいです。
しかしこれは「恋愛リアリティショー」という番組です。
「私モテます」と言って参加している以上、必然的に実績というものが求められるわけです。
高らかに宣言しながら、いざ男女の中に入ってみたら全然モテてないのに何この人自分で「私モテます」とか言ってるの。
と、大変「痛い女性」という評価に変わってしまいます。
これでは本来の意味からブレてしまいますよね。
それは番組側としても本意ではないし、もちろん詩音本人の本意であるはずもない。
つまり、このことを前提として考えると、先ほど候補として挙がった光沙子では「私モテます美女」として成立しないということです。
彼女はカンからの矢印はあったものの、意中の相手であった大ちゃんからは完全にフラれ、その後も明確な矢印というのは他の男性メンバーからも来ていません。
これでもし「私モテます美女」が光沙子であるなら、ほとんど公開処刑に近いですし、番組の趣旨としても変わってきてしまう。
要するに「私モテます美女」を成立させるための条件として、視聴者が認めるような「モテる」という評価を作り出さないといけないわけです。
そこでまた浮き上がってくるのが詩音。
MC陣を含めた我々視聴者には、少なからず「詩音はモテている」という共通認識があると思います。
それはなぜか。
複数の男性から誘われているという実績があるからです。
具体的に言うと、第1話ではダイキンマン、大ちゃん、よね(ゲーム勝利で結果的に)。
第3話では新メンバーであるナオトとタカの2人からデートの誘いを受けています。
そして実際に大ちゃんからは告白宣言がなされ、よねからも迷っているうちの1人という発言がありました。
ただ、実はこうして紐解くと我々が思っている以上に詩音の「モテている」という実績は少ないことに気づきます。
実際にナオトやタカに誘われたものの、ナオトのデートではほぼ空気、タカのデートでは鍵をもらえずという結果でした。
つまり、「モテている」と視聴者側に認識させるには実際に矢印が向かなくても成立するということです。
結果はどうであれ、最初に男性に誘われていれば「あ、この人モテるな」と思いますよね。
これこそが狙いであり、詩音が「私モテます美女」であることを裏付けるもう1つの理由になると考えています。
「私モテます美女」はこじらせなのか

次は少し視点を変えて。
「私モテます美女」と聞いて、誰しも少しは思ったはずです。
「私モテます美女」ってこじらせなのか…?
そもそもこの番組のコンセプトは「各美女にこじらせの秘密があるから恋人がいない」とあります。
この「恋人がいない」というのが重要なポイントです。
当記事にも載せている「第5話先行動画」、実はその中で「私モテます美女」についてネタバレがありました。

モテるんです…私。
告白された回数は数え切れません。
1ヶ月間で3人に「一緒に住もう」って言われちゃいました。
その気になればいつでも彼氏はできると思っています。
もう自ら断言しちゃっているんですよね。
「いつでも彼氏はできます」。
そりゃそうですよね、「私モテます」なわけですから。
これって先ほど述べた番組のコンセプト「こじらせが原因で恋人がいない」と矛盾していませんか?
他のこじらせは全て理解できますよね。
束縛が強くて恋人ができない、元カレ依存で恋人ができない。
その中で「私モテます」けど、恋人ができない。
意味がわかりません笑。
だって彼氏はすぐできるって自分でも言っているんだから。
これらのことを踏まえて、私はある結論にたどり着きました。
詩音は「ジョーカー」である説

「ジョーカー」というのはつまり、恋愛面において意味を持たない役割ということ。
言い換えると「恋愛には参加しない」役割。
もっと言うと、他のメンバーの恋愛模様(番組)を盛り上げるため、いわば「かき乱し役」として参加している可能性があるのでは、ということです。
ようやく冒頭に述べた「詩音が『私モテます美女』=『恋愛かき乱し美女(ジョーカー)』として参加している可能性が高い」という結論に繋がりました笑。
「私モテます」として参加している以上、その中で「モテる」という実績や視聴者からの評価は必然。
となると、当然男性との駆け引き、他の女性との衝突が生まれ、「恋愛リアリティショー」である番組が盛り上がる、というわけですね。
もちろん詩音が本当に純粋に「私モテます」と言って参加している可能性も全然ありますし、偶然いろんな男性に声をかけられ、結果としてモテる状況になっているとも言えます。
どう考えるかはそれこそ視聴者次第です。
ですが、私としてはあらゆる状況と「私モテます」というこじらせとは言い難いワードへの違和感を整理していくと、自然とこのような結論にたどり着きました。
今回私が言いたかったことをまとめると以下になります。
- 様々な証拠から「私モテます美女」は詩音であるとほぼ確定
- 「私モテます」を成立させるためには実績や視聴者からの評価が必須
- 「私モテます」はそもそもこじらせなのか、という違和感
- 1~3を総括すると詩音が「ジョーカー」であるという仮説
いかがでしたでしょうか。
「なるほどね!」と思った方もいれば「何言ってるんだこいつ」と思われた方もいるかと思います。
これで詩音が「私モテます美女」ではなく大ハズレ!という結果だと笑ってしまいますが、こういうのも考察の楽しみ方の1つであるとご容赦いただければと笑。
最後に言いたいことは、つまり第5話、そしてそれ以降の回も見逃すわけにはいかないということ。
同時に当ブログの私の考察も見逃すわけにはいかないということ笑。
今後も「こじらせ森の美女」、そしてこのレビューを一緒に楽しんでいただければと思います!
最後にもう一度、「詩音は『私モテます美女』だし『ジョーカー』だ!」と高らかに予想を宣言しながら、
今回の考察を終わりたいと思います。

記事内画像の出典:AbemaTV
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