ラブアース シーズン4 カンボジア編 レビュー!番組の問題点が一気に噴出!?【AbemaTV】

AmebaTV」で毎週配信されてきた「ラブアース シーズン4 カンボジア編」。

2019年7月1日の配信をもって全13話が完結しました。

今回はそんな恋愛バラエティ番組「ラブアース」のレビューをしていきたいと思います。

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ラブアースってどんな番組?

改めて「ラブアース」とはどんな番組なのか、簡単に紹介したいと思います。

もともとは、テレビ朝日「陸海空 地球征服するなんて」という番組の1コーナーでした。

ですがその内容は主にメンバーの行動により、普通の「恋愛バラエティ番組」とはかけ離れてしまったためお蔵入り。

ネット番組なら放送できるだろうということで、「AbemaTV」で配信が始まった番組です。

当時はお蔵入りになっただけのことはあり、かなり破天荒な内容だったのですが徐々に落ち着き、シーズン3からはだいぶ普通の「恋愛バラエティ番組」になりました。

そして迎えた「シーズン4 カンボジア編」。

男女6人が番組から与えられた資金でカンボジアを旅し、その中で数々のミッションをクリアしながら恋愛していくといった内容です。

この前提はシーズン1の頃から変わりません。

違うのは場所とメンバー。

今回は以下のメンバーがカンボジアを旅しました。

男性メンバー
  • やまちゃん(24歳)
  • たつろう(38歳)
  • マキシ(24歳)
女性メンバー
  • もみー(25歳)
  • ましろん(25歳)
  • まな(24歳)

「たつろう」が最年長の38歳、それ以外は24、5歳でほぼ同学年といった構成です。

今回はメンバーそれぞれにクセがあり、盛り上がる内容になりました。

それ故に物議を醸すようなメンバー間のやりとりも発生。

また、それ以上に番組側の姿勢や構成にも疑問を感じる部分が多くありました。

私は前回「シーズン3 ラオス編」を「良くも悪くも普通になった」と評しています。

ですがこの「シーズン4 カンボジア編」は、はっきり言って「問題作」です。

良い意味、悪い意味含めて私はそのような感想を持っています。

各話ごとに細かくふり返るとボリュームが膨大になってしまうので、この記事では各メンバーごとの印象や感想と、番組制作サイドに対しての感想を述べるという構成にしています。

このレビューは「視聴済み前提の完全ネタバレ」で述べていくため、これから視聴を考えている方は、ここで読むのを中止することをオススメします。

メンバーについて

マキシ

1番のイケメンだったマキシ

序盤はあまり画面に映ることもなく、キャラがほとんどわかりませんでした

ですが、回を重ねるごとにユーモアのある男性だということが見えてきます。

また旅の終盤、やまちゃんと立ち回りについて口論になった際もうまく言葉を選んで発言していました。

相手方の無茶な言い分にもかかわらず、冷静に大人の対応をしていたところをみると頭の良い人物だということがわかります。

恋愛面では旅開始当初からもみーにアタックし続け、一途なその姿勢から見事カップルになることができました。

ある意味でマキシの「戦略」が成功したという形です。

ただ、「恋愛バラエティ番組」として見た時に彼の立ち回りについて、という点においては良い評価とはなりません

このあたりの話は、今シーズンの最重要テーマとなっていますので後述します。

もみー

続いてはマキシとカップルになったもみー

元気なように見えて、実は1番表情が読みにくい女性だと思ったのは私だけでしょうか。

また恋愛面においても積極的に動こうという態度があまり見られませんでした。

旅が開始される前、またラブタイムの前後でのインタビューでは「全ての男性にモテたい」という発言をしていました。

気持ちはわかります、実際に日本でもモテるのでしょう。

ただ、それを公言するのはどうなんでしょうね笑。

そういう意味ではキャラが若干ましろんとかぶっていました

ですので、旅のメンバー次第ではもみーがましろんのように「誰からも矢印が向かない」状況になる可能性は大いにあったと思っています。

そしてラストラブタイムでマキシとハグした後は、なんだか煮え切らない表情で「嬉しいのは嬉しい」というような微妙なコメント。

告白された後もまるで他人事のようで、マキシと比べると熱量の差が激しく、帰国後は長続きしなさそうな印象なのが正直なところです。

やまちゃん

今シーズンを盛り上げてくれた立役者やまちゃん

まなに言い寄られ、ましろんにちょっかいを出し、もみーを本命に決めようとするも、最終的にはまなに告白をしました

男として非常にわかりやすい動きをしていたのが彼ですね。

テレビ番組であることは当然周知の事実、放送されることが前提になっているのだから普通はもう少し猫をかぶって行動するでしょう。

彼の場合はお構いなしに、男としての悩み・葛藤を丸出しにしていたのが印象的で素直にすごいなと思いました。

結果的にまなに告白する形にはなりましたが、間違いなく本心ではないですよね。

誰がどう見ても本当に好きなのはもみーだったはずなので、マキシもみーカップル同様、このカップルも長続きはしないだろうと思います。

ましろんとはあまり絡みがありませんでした。

意図的に避けていた可能性もありますが、マキシもみーカップルを責めるときには団結していました。

繰り返しになりますが、やまちゃんはもみーのことが最後まで好きでした。

ですが2人があまりにもずっとくっついていたので、隙がなく入り込む余地がなかったと言っていました。

恋愛面におけるやまちゃんの立ち回りは、決めた相手をずっとホールドするマキシのスタンスと1番相性が悪かったのは間違いないでしょう。

ただ、どのように動くか、価値観は人それぞれです。
旅にのぞむ意気込みもまたしかり。

ですのでそれを人に押し付けたり、「番組的にどうなのか」は言ってはいけないことですね。

まなにはずっとアプローチをされていました。

ただまったく嬉しそうではなかったですし、もちろん好きそうにも見えませんでした

事実、まなに告白するとき、した後の顔の表情がひどすぎます。

日光が眩しかったのかもしれませんが、およそ愛の告白をしている最中とは思えない

良くも悪くも思っていることが素直に顔に出てしまうタイプということなんでしょうね。

まな自身も完全に自分に気がないことはおそらくわかっているはずです。

ただ好きな人と一緒になれることが嬉しいので、告白を受けた様子に見えました。

そういう意味ではやはりやまちゃんが1番罪深く、まなは不幸な女性ということになってしまうのかもしれません。

まな

まなはメンバーの中では1番奥手に見えましたし、実際の立ち回りも下手くそでした。

やまちゃんを好いてしまったのが運の尽きとも言えるでしょう。

旅の途中、マキシに「恋愛はなにやってもOK」的なことをアドバイスされていました。

結果として色仕掛けに近いことや、「好き」とは言わないまでもほぼ同じ意味のことを伝えています。

この手の番組では途中で「好き」だと直接伝えることはもちろんタブーですが、逆にどこまでやっていいのかを考えさせられるきっかけになりました。

確かに「好き」とは言ってません。

でも態度や発言から明らかにそういうことだとわかるじゃないですか。

番組的にも線引が難しいところであり、アウトなのかセーフなのかは明確なルールを設けなければどこまでも判定しづらいと思います。

今シーズンではまながやまちゃんにアプローチしたから、彼はあそこまで悩みフラフラしたということもあり、MVPをナイスアシストした女性と言って良いでしょう。

たつろう

たつろうもまた、まなに告白した1人です。

結果はまなの答えを聞く前から火を見るより明らかだったのですが、自分の気持ちに正直に行動したという点では評価できると思います。

冒頭からクセのあるキャラ全開で、今シーズンはどのような展開になるのだろうと視聴者をワクワクさせてくれた人物でもあります。

ただ旅の途中、ちょいちょいと気になるところは出てくるものの、基本的には無害ですし恋愛面にもほぼ絡めていませんでした。

38歳ということで他のメンバーより10個以上も年上ということもあり、その分知識があるので喋りたくなる気持ちはわかります

でもそれはせめて30代前半くらいまでにしておかないと…笑。

ここぞ!という場面でサラッと見せる知識が有効に働く場面がカッコいいのであって、自分でひけらかしてしまうのはむしろ逆効果ですよね。

彼の場合はそういう場面が訪れないため自分から言うしかないのでしょうけど、それは腕次第でなんとでもなるところですので、単なる力量不足だと言わざるを得ません。

また彼の思考回路は最後まで本当に謎でした。

これが番組から用意された「キャラ設定」なのかは話が逸れてしまうので触れません。

あくまで素であると考えたとき、あの勘違いぶりは日常生活でもかなり支障が出ているのではないかと思います。

インタビューで「これまで付き合った人数は40人超え」のように発言していましたが、この数字がどこまで盛られているのか、本当なのかは非常に怪しいところです。

ましろん

最後はましろんです。

彼女は恋愛面ではまったく絡むことができなかった女性です。

私個人の感想を言うなら「誰を落とそうか」という発言が出てくる時点で、恋愛対象として無理です笑。

彼女はこの旅において恋人を探しに来てるわけではなく、いかにして男性にモテるかという目的で来ているので、ラブアースの趣旨からだいぶ外れてしまっていると感じました。

そもそもそういう人物がなぜ選ばれたのかが謎です。

この辺りのキャラはもみーとかぶっている部分がありますが、ましろんの場合はその考えが言動にまで表れてしまっていたので、最終的にモテるモテないの明暗がはっきり分かれたという印象です。

キャラのバラエティ性という意味では面白かったのは事実ですが、恋愛面においてはほとんど意味のない枠になってしまったことは確かでしょう。


番組制作サイドに対して

ここまで各メンバーに焦点を当てて、印象や感想を述べてきました。

ここからは、番組を視聴していく上で感じた疑問点問題点などを総合的にレビューしていきます。

イケメン俳優枠について

前回「シーズン3 ラオス編」のレビューでも書きました。

番宣目的のよく知らないイケメン俳優を週替りで出演させて、薄っぺらな意見を述べる時間はいらないと。

ちょっと乱暴な言い方になっていますが、要はそういうことです。

今シーズンでもこの「イケメン俳優枠」は健在でした。

ただ前シーズンと違うのは、同じ方が数週に渡って出続けた、ということですね。

これは同じ収録日に何本も撮っている都合なのでしょうけど、単発で終わらない分意見の内容に厚みが出ていました

枠が無くならなかったとは言え、改善された点としては評価できると思います。

また呼ばれる俳優の方もラブアースの存在を前から知っていて、いち視聴者という(体、かもしれませんが)ことだったので同じ目線で見ることができて良かったです。

一方でシーズンの途中から一度「イケメン俳優枠」がなくなったので、そこは意外でした。

いたりいなかったりで、統一感がないと言いますか。

まぁ時期的にちょうど番宣する俳優さんがいなかっただけかもしれません。

そして終盤には有名な「山本裕典」さんが来るというサプライズ。

彼は問題を起こして芸能界を去り、最近復帰した人物です。

以前からテレビによく出ている人でしたし、異性関係が破天荒なことで有名ですのでこういった恋愛バラエティ番組にはうってつけなのではないでしょうか。

彼の発言によって女性MC陣がヒートアップすることもありましたので、役割としては最高のパフォーマンスを発揮していたと言えるでしょう。

今後も「イケメン俳優枠」があり続けるなら、彼のような有名でアウトローな方を呼んで欲しいです。

発言に説得力がありますし、バラエティ慣れしているので自分の役割をわかっていて好印象です。

李ディレクターの存在

繰り返しになりますが、ラブアースの元番組は「陸海空 地球征服するなんて」です。

この番組では本来裏方である「ディレクター」をタレントのように扱う傾向があります。

有名なのは「ナスD」こと友寄隆英さんですね。

ハンサムなルックス、タレント顔負けの破天荒さと行動力、そして専門家並みの知識量。

テレビ局のいち社員にしておくにはもったいないほどの人物ですが、それ故にフューチャーされブレイクしました。

それ自体にとやかく言うつもりはありません。

むしろすごい人物を世の中に出してきたなと感心しています。

ですがそれに味をしめたのか、今シーズンで頻繁に名前を出してきた「李ディレクター」という存在。

もともと厳しく真面目な性格なのか、旅を続けるメンバーにダメ出しや説教し、言動やマナーといった部分を是正する動きをしていました。

それ自体は別に悪いこととは思いません。

旅を成立させる、番組を成立させるといったときに与えられた「ディレクター」という役割を全うするのが本来の仕事です。

ですが、もう少し他のやり方があったのではないでしょうか。

確かに李ディレクターの指導があったおかげで、メンバーの「旅に対する」行動は改善されましたし、効率化・最適化されていく様子を見ることはできました。

ですが、「怖い李ディレクター」がいるから全員が萎縮してしまっていたのもまた事実。

旅以外にも「恋愛すること」が重要な番組において、それを邪魔する要因をスタッフが作るべきではありません

極端な話、視聴者側からしたら旅なんて成立しなくてもいいんですよ。

資金を無くしてしまったとしても、目的地にたどり着けなかったとしても、交渉が下手だったとしても、成功するか否かはどうでもいい

そういったトラブルややり取りのなかで、メンバー間のコミュニケーションや恋愛模様を見たいというのが正直な気持ちです。

もちろん番組側の成立させたいという想いはわかります。

ですが「怖い李ディレクター」というキャラクターを立ててまで、わざわざ視聴者側に見せる必要はないんじゃないかと思うのです。

はっきり言って、私は人が怒られている姿を見るのが嫌いです。

できることなら一生無縁でいたいものですが、私も大人ですし人の親でもあります。

そういった場面に出くわすことは、これからの人生でまだまだあることでしょう。

なので、せめてバラエティ番組といった息抜きの時間くらいは安心して見せてもらいたいというのが本音です。

件の李ディレクターはシーズンの途中で日本に帰国することになりますが、そこからのメンバーは非常に伸び伸びしているように見えましたし、内容も面白くなっていきました。

繰り返しになりますが、日本人が他国にお邪魔している以上、最低限のマナーや迷惑をかけないようにするのは当然です。

ですが叱責するようなシーンをわざわざ放送する番組側の姿勢には、ちょっと疑問が残りました。

新シーズンでは改善されることを強く望みます。

旅の扱い

さて、そんな李ディレクターがメンバーに向けて再三注意するほど大事にしていた「」。

その割には扱いが雑すぎませんか

というのも最終話、これから最後の目的地である世界遺産に向かおうとした時に「タイムアップ」宣告。

このパターンは「シーズン3 ラオス編」でもありました。

要するに帰国の飛行機の時間も考えると、旅を続行するのは物理的に不可能だと判断されたということです。

事情はわかります、こればかりはしょうがない。

ですが、シーズン3のときはその辺りの説明がありました。

今シーズンではそれすらなく、ただ「タイムアップ」という通告のみ。

シーズン3では熱い男「かーくん」が悔し涙を流し、それもまた1つのドラマになっていました

今回のメンバーはタイムアップになったところで悔しがるわけでもなく、そのまま告白タイムに移行。

メンバーがどう思うのかはこちらが知るよしもないので、それはいいのですが、まず言っておきたいのが「旅の設定が根本的に間違っているよ」ということ。

2連続シーズンで最終目的地にたどり着けないって、よっぽどじゃないですか。
見積もり甘すぎますよ。

で、前半は李ディレクターがどうやったら旅を成立できるかというところに苦心していたわけですが、最後にはあっさり「タイムアップ」ですからね。

おいおい、それでいいのかと。

だったら最初からゆるく、もっと伸び伸びとメンバーたちに旅させるべきだったのでは。

この辺りの一貫性のなさが、ラブアースの企画性がまだまだ荒削りだと感じる部分です。

正直残念でした。


恋愛バラエティ番組の難しさ

冒頭でこの「シーズン4 カンボジア編」は問題作、だと述べました。

先述したディレクター周りの話は主に批判的な意見となりましたが、ここから述べる「恋愛バラエティ番組の難しさ」という話は賛否両論、いろんな意見が出てくるテーマだと思っています。

それらを総合して「問題作」だと評しています。

今シーズンは「恋愛バラエティ番組」とはなんなのか、非常に良いきっかけとなったシーズンになっていると思います。

番組としての「恋愛バラエティ番組」

少しわかりづらい見出しかもしれません。

噛み砕くと「恋愛バラエティ番組」を成立させるために番組側はどう動くか、ということです。

1つは先述したディレクターなどスタッフの言動です。

今回目立ったのは「李ディレクター」ですが、指導の方向性とそれを編集する番組側に苦言を呈しました。

私は、メンバーが伸び伸びと比較的に自由に旅と恋愛をして、それを最大限サポートするのが番組側だと考えています。

今回は旅を成立させようとする動きが強すぎたので、結果として萎縮してしまいメンバーの行動の邪魔になったということは先ほど申し上げたとおりです。

もう1つは「番組の趣旨」の前提を見直してほしいということ。

今では「恋愛バラエティ番組」は数多くありますが、その中でも「あいのり」の影響は強く受けていると思います。

男女数名が外国を旅してその中で恋愛するわけですから、コンセプトとしてはほとんど同じ。

ですがこの番組を通じて「あいのり」がいかに考え抜かれ、完成された番組なのかということを思い知らされました。

2つの番組を比較すると大きな違いがあることに気づきます。

それは「自由」と「余裕」です。

まず「自由」について。

「あいのり」ではメンバーの脱退によって、定員7名を保つようにメンバーの入れ替わりが頻繁に起こります

これによって各メンバーがモチベーションを保ちつつ、旅を続けることができます。

仮に自分が加入した当初気になる異性がいなかったとしても、少し我慢していればまた違う人が入ってくるわけです。

言い換えれば旅を続ける限り、無制限に出会いを待つことが可能です。

自分がどのような行動をするのか、どのようなスタンスで旅を続けるのか自由に選択することができます。

一方ラブアース。

メンバーは最初から最後までずっと固定です。

そして旅をある程度続けていけば、だんだんわかってきますよね。

誰と誰が仲がよい、誰が誰のことを好きそうだ。

同時に気づきます。

あ、私は恋愛できなさそうだ。

今シーズンではましろんが完全にその状態でした。

そこから旅を楽しむ、という方向に気持ちを切り替えられればいいかもしれません。

ですが「恋愛をする」という前提で話は進んでいきますから、完全に離脱することはできないでしょう。

仮に「私はもう恋愛できそうもないので旅を楽しむことにしますね」なんて言おうものなら、間違いなくバッシングを受けることになるはずです。

ラブアースではそういう状態に陥ったメンバーのことを救済する仕組みになっていません

そして「余裕」について。

確かに両番組とも「貧乏旅」というところは共通しています。

ただ大きく違うのは「あいのり」はワゴンという車がある前提で、どんな場所に行くか何を食べるかどこに泊まるかは番組側がほとんど手配してくれています

お金がないとは言いつつも、恋愛に対して意識を向けられる環境が整っている

一方でラブアースは金もない、車もない、泊まる場所も自分たちで探さなければならない。

うまくやりくりしなければスタッフに叱責される。

ミッションもこなさないといけないし、時間制限もかなり厳しい設定になっている。

あいのりに比べると、もう全然余裕が無いんですよね。

そういう極限の状態で生まれる恋、というのも確かにあるかもしれません。

ですが「吊り橋効果」的な状況から生まれた恋愛が、日本に帰国してからも長続きしますか、という話です。

人それぞれ、と言ったらそれまでですが少なくとも「あいのり」よりもその可能性はかなり低くなるのではないかなと思います。

「あいのり Asian Journey SEASON2」が異質である最大の理由

2019.03.29

メンバーの立ち回り

今回私がもっとも述べたかったことと言っても過言ではありません。

番組内でもMCの山﨑さんが同じことを言っていたので、カブる部分はあるかと思います。

参加メンバーは、どのような立ち回りをするのが正解なのか

先に結論から述べると「正解」はありません。

誰にも答えは出せないし、どんな立ち回りも「正解」と言えるでしょう。

今回メンバーとしての立ち回りを示す上で、対象的な2人の人物がいました。

やまちゃんマキシです。

旅の後半、2人はその問題について衝突し他のメンバーをも巻き込みます。

やまちゃんは複数の女性に気のある素振りを見せ、フラフラしている印象。

マキシは旅が開始した当初からもみーに一途にアタックし、男らしい印象。

これだけ見るとマキシを高く評価する人がほとんどでしょう。

実際の生活では間違いなくマキシが「いい男」だとされますし、女性の支持も厚いはず。

ですが一方で番組の趣旨や視聴者が見たい画というのを考えると、同じ評価にはなりません。

マキシはずっともみーに一直線、ということは逆に言うと他の女性は最初から眼中にないということ。

日本の普通の生活の中でできることを海外の、しかも恋愛番組の中でやる意味がどれだけあるのか

同じことを旅の中で他のメンバーにも言われていました。

ましろんは「つまんないよ」とさえ言っていました。

これは他のメンバーからの総合的な意見であるとともに、私も含めた視聴者も思っていたことですよね。

仮に男性メンバー全員がマキシと同じ行動をとっていたらどうでしょうか。

マキシはもみーに一直線。

やまちゃんはまなに一直線。

たつろうはましろんに一直線。

想像しただけでもつまらなすぎて寒気がしますね笑。

つまり、女性メンバー全員にアプローチし、その中の1人(まな)に明確に好意を抱かれているにもかかわらず最後まで悩みに悩んだやまちゃんは、番組の趣旨としてはベストな動きをしていたわけです。

爽やかなルックスとは裏腹に、実に男くさく人間味あふれるやまちゃん。

ヒール役も担っていた彼は、間違いなく今シーズンのMVPと言って良いでしょう。

ですので、恋愛面で評価されるのはマキシ。

番組面(視聴者視点)で評価されるのはやまちゃん。

こういった結論になると思いますが、だからといって誰が正しかったのかという正解はありません。

それは先述したとおりです。

あくまで番組の趣旨は「旅をして恋愛すること」ですので、各メンバーがどう動くかまでは誰にも決めることができません。

マキシが「視聴者のことなんて知らんよ、俺は恋愛をしに来たんだ」と言ったら、それは誰にも咎めることができないということです。

実はこの手の問題はあらゆる恋愛バラエティ番組にはつきものです。

ですが、なぜこのラブアースでこの問題がここまで露呈することになったのか。

それは先ほど「あいのり」との比較もしたとおり、番組の構造の違いにあります

「あいのり」は自分の好きなタイミングで告白することができます。

一直線でいくのか、いろいろ検討した上で行動するのかを選択することができる。

一方で「ラブアース」はメンバーが固定されていて、告白は最後まですることができない

この違いはかなり大きいです。

好きでも嫌いでも恋愛する可能性がなくても旅のモチベーションが無くなっても、基本的には最後までやめることができない

イツキ
過去シーズンでは「マサキ」「るみ」がリタイアしていましたね。ですがあれは完全にルール外です。

メンバー固定で最後に告白、というシステムの問題点が今シーズンで完全に露呈する形になってしまいました。

一応番組としての体裁は保っていますので、同じシステムで新シーズンを継続することも可能だとは思います。

ですがやはり、破綻しているという事実に変わりはありません。

今後はそれをいかにごまかしていくか、見せないようにするかということになってきてしまいます。

この問題に気づいたとき、私の中で「ラブアース」はシーズン4で一旦終わりました

今後も変えることなく同じシステムで新シーズンが始まるなら、同じ問題は常に付いて回るでしょう。

私としては番組側がこの問題に気づき、なんらかのテコ入れをしてくれることに期待しています。


「ラブアース シーズン4 カンボジア編」まとめ

以上、「ラブアース シーズン4 カンボジア編」のレビューとなります。

こうして振り返ってみると面白い番組だったのはもちろんですが、いろんな意味で問題作だったのは間違いありません。

良い点、悪い点、改善すべき点いろいろとあると思いますので、みんなが素直に楽しめるようなそんな番組になっていくことを期待しています。

すでに「シーズン5」の配信も予定されているようなので楽しみですね。

それでは最後に1つ。

イツキ

いい加減スタジオのパネルとパイプ椅子だけのセットをなんとかしてください笑。

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ABOUTこの記事をかいた人

イツキ

趣味はインテリア(雑誌を見たり雑貨、家具を買ったり)、映画鑑賞、 バラエティ鑑賞(主に恋リア)、酒、投資の勉強、ゲーム、旅行、等々 限りなくインドア派のため、前述の通りインテリアや最新ガジェットが好きなのもあり 自宅がどうすれば過ごしやすくなるか日々考えてばかりいます。 詳しいプロフィールはこちら