新ブログ「サケコイ」で「さよならプロポーズ2」のレビューを更新中!
さて、今週もAbemaTVで配信されました「さよならプロポーズ」第8話!
前回カナミカップルからは「筋肉公園」「手料理」というワードが飛び出し、そしてサアヤカップルはひとまず別れて行動することになりました。
今回はどのような展開となったのでしょうか。
それでは早速レビューに参ります!
目次:お好きなところからどうぞ
「カナミ&フミヤ」カップル
前回、ホテルでの話の中でフミヤが「筋肉公園」なるものに行きたいと提案し、今回はそれを2人が探しているところから始まります。
到着すると、トレーニングをしている現地人が多数いる様子。
この状況って…。
私が前回のレビューで半ば冗談交じりで作成したあの画像まんまじゃないですか!

そして早速トレーニング器具を試してみるフミヤ。

フミヤ「あぁ効くねぇ外は」
さすが、プロのセリフは違います。
イタリア、パレルモの外の空気が敏感なフミヤ(ジャパニーズマッチョ、以下JM)の筋肉にビンビン効いているようです。
そうこうしていると、親しげな地元のマッチョ(イタリアンマッチョ、以下IM)がやってきました。
マッチョに悪い人はいない(?)ということで会話を開始する3人。
IMの話を聞くと、ジムはあるけど遠いらしくこの辺りはみんな青空トレーニングをしているそうです。
そして日本の漫画やアニメは素晴らしいと絶賛します。
「ワンピース」「ドラゴンボール」
そこにすかさず食いつくJM。
JMは普段あまり漫画を読まないらしいですが、彼の話では界隈の筋肉好きは大体ドラゴンボールから入ってくることが多いそう。
みんなドラゴンボールみたいな体になりたくて、鍛えるんですって。

おっと、うっかり忘れていました。
そうです、ここは筋肉公園。
トレーニングをしないことには始まりません。
いよいよJMとIMの国際筋肉バトルが始まります。
最初の競技は懸垂。
先攻はIMです。
楽勝に、しかし、じっくりと6回。
JMは「効かせてるから6回しかできない」と冷静に分析すると同時に、相手を褒め称えます。
そして後攻はJM。
こちらもIMに負けずとも劣らない「効いてる6回」の懸垂を披露し、IMもこれを絶賛。
お互いの実力を認めあったところで、続いては向こうにある鉄棒で別のトレーニングをすることに。

歩きながらJMがこの街にある体に良いものを尋ねると、IMは「パレルモ人はそんなもんは気にせず美味いものを食べる」と一蹴します。
同じマッチョでもいろんなスタイルがあるんだな、ということを視聴者に教えてくれました。
さすがはJMです。
次の鉄棒でトレーニングを開始。
これまたIMが先攻します。
これについてもJMは「上腕三頭筋と大胸筋の下部を鍛えるトレーニングだ」と的確な分析力を披露し、その後IMと交代したJMはそのマッスルボディを駆使してトレーニングします。
その様子を見たIMから「彼もたいしたもんだね」とお褒めの言葉が。

マッスル談義も一段落し、カナミがIMに結婚しているか尋ねます。
彼は結婚しており、3歳の子供がいるのだそう。
そして「日本の結婚式は素晴らしい、女性の着物や化粧がとても素敵です」と称賛していました。

さらにカナミが結婚にあたっての助言を請うと
「結婚生活で1番大時なのは安心感じゃないかな」
「喧嘩するのは当たり前のことだから重要なのはその後」
「仲直りして理解し合うこと」
「お互いを信じ合う頑丈な土台が夫婦には必要さ」
と非常に有意義なアドバイスをしてくれました。
国を超えたマッチョの絆が素晴らしかったです。
昔から「悪いやつはだいたい友達」みたいな面白フレーズがありますが、JMの場合は「マッチョなやつはだいたい友達」を地で行っている人。
素直に尊敬します。
そして別撮りのカナミインタビューが入ります。
「喧嘩も当たり前って言ってて、その中で安心が大事って言ってたんで」
「たしかにって思って、安心とかそういう心地よい環境が作れないと」
「何十年も一緒にいるって考えたら、そこは大事だなって思いました」
IMと別れ、筋肉公園からパレルモ郊外の港町へと移動した2人。
マッチョ仲間おすすめのレストランでランチです。
運ばれてきたパニーノや海鮮サラダに舌鼓を打ちながら会話が始まります。

フミヤ「小さい頃の1番好きな料理なんだった?」
カナミ「チャーハン」
フミヤ「チャーハン?へぇ」
カナミ「何が好きだった?」
フミヤ「カレー。カレーと唐揚げ」
カナミ「そこは譲らないんだね」
フミヤ「しかも唐揚げも、もちろん全部好きなんだけどやっぱ母親が作った唐揚げが1番美味しかった」
フミヤ「知っての通り母親亡くなってるから食べられないけど、でもね5~6年食ってないけど覚えてる。カレーと唐揚げはすごい鮮明に覚えてる」
カナミ「なるほどね」
フミヤ「だからそれぐらいさ、記憶に残る、長いこと食べなくても」
フミヤ「お母さんの料理で1番好きなのは?」
カナミ「あー肉じゃがかな」
フミヤ「え、なんか男みたいな言い方だね、肉じゃが好きって」
カナミ「元々すごい野菜が苦手だったから基本炭水化物しか食べないじゃん、最近はサラダとかも食べるけどホントに主食しか食べない子だったから
カナミ「肉じゃがはすごいゴロゴロって入れてくれるの。だけど人参とか玉ねぎとかは細かく切ってちゃんとわかんないくらいまで煮込んで」
フミヤ「手伝ってたの?小さい頃」
カナミ「手伝ってたこともあるよ、もちろん」
フミヤ「あ、そうなんだ」
カナミ「うちも父親亡くなってるから、母親が仕事帰りに急いで作るからちょっと手伝ってみたいな」
フミヤ「結構作ってたんだ?」
カナミ「結構…ってわけでもないけどお手伝いはしてた。小学校とかだからね、何年もやってないけど」
カナミ「(母親が)泊まらなきゃいけない仕事とか結構あって、洗濯とかも必然的にやらなきゃいけないし、洗い物とかお風呂とか結構小さい頃からそういうのはやってた。まったくなんにもやってないわけではなかった、料理も」
フミヤ「初めてだね、そういう話聞くの。なんでだろう、前もしたことあったけどね」
カナミ「ホント付き合いたての頃ね。その時になんとなく話した会話でこういう感じなんだってお互いの家の境遇」
フミヤ「お互い片親が亡くなってるっていうのが印象が強いから、他の話が頭に入ってこなかった」
フミヤ「やっぱりちょこちょこ出てくるね、意外と知らないこと。俺が今まで興味がなかったってこと」
フミヤ「子供ってなってきたらそうはいかないから、そこはどうなんだろうなって感じ」
カナミ「興味持ってくれて嬉しいわ、でも」
フミヤ「そんななんか、喜ぶことじゃないよ?子供がいる生活とか結婚ってリアルに想像できないって言ったけど、想像しようとしていなかったっていうのはちょっと思った」
カナミ「それは感じてました」
フミヤ「カナミの気持ちをもうちょっとわかってあげようとしてもいいのかな、っていうのは思い始めてる」
フミヤ「やっぱり今までそういうのわからなかったのは聞き出せなかったじゃないけど、聞こうとしなかった」
フミヤ「そこをもうちょっと歩み寄るじゃないけど、したほうが選択の道は開けるかなってちょっと思った」
フミヤ「カナミが話しやすいような環境とか、そういうの慣れてないけど作って話してもらえるようにする」
第8話の「カナミ&フミヤ」カップルを見た感想
筋肉公園でのくだりは、さんざん文中で遊ばせていただいたので、これ以上述べることはありません笑。

今回もなかなか意味のある、深い会話ができた2人だったと思います。
フミヤはこれまであまり結婚というのをリアルに考えることがなく、ゆえにカナミの家庭の事情や昔のことをあまり知らない様子でした。
今回の会話の中でカナミが小学生の頃からお母さんの手伝いをしていた、家事に全く触れていないわけではなかった、というのを知り気持ちが動いたように見えます。
カナミとしてもこれまで動かなかったフミヤの気持ちが動き出し、自分について、結婚について、子供について前向きに考えだしたフミヤの様子を見て嬉しそうでした。
前から述べているように、このカップルはテレビ番組としても映えますが、2人にとっても旅に参加して非常に有意義だったのではないでしょうか。
特にフミヤは景色を楽しむなどのロマンチックな気持ちに気づいたり、恋愛面以外にもいろいろと成長している部分が多いと思います。
今のところ、最終的にどのような結論になるのかはわかりませんが、「結婚」という選択になる余地は充分にあるのではないでしょうか。
結婚だけが全てではありませんが、この2人にはぜひ幸せになってほしいなと応援する気持ちが高まっています。
「サアヤ&カズ君」カップル
前回、サアヤからの提案で別行動となった2人。
1人になったサアヤのインタビューから始まります。

「結婚…結婚とは…」
「正解不正解とかはない…のかな」
「なんか結婚ってひとつの会社みたいに思ってて」
「どうやったら一緒にうまく経営していけるのか」
「それってお互いにひっついていたらそれでOKじゃなくて」
「お互いの背中を押し合って、お互いの目標を応援し合って、それが相乗効果になっていくっていうのが私の中であって」
「結婚が1つの会社だとすると、東京支社と兵庫支社があってもいいんじゃないかなって思う」
スタッフ「言っちゃえばそれは別居婚?」
「今の時点では別居婚っていう言葉が一番当てはまるんだと思います、私の理想の結婚」
続いては、こちらも1人になりビーチでしょぼくれているカズ君。

スタッフ「サアヤさんの好きなところを5個挙げてください」
「笑顔が素敵なところ」
「人の痛みがわかるところ」
「気が強いところ」
「負けず嫌いでストイックなところ」
「僕にとっては太陽」
スタッフ「第一印象は?」
「明るくて妖精みたいなイメージでしたね」
スタッフ「サアヤさんのことは置いとくとして、カズ君の1番の理想はどんな感じ?」
「僕がこのまま今の働いている職場を続けられたら、2人で神戸で一緒に住む」
別行動して3時間。
サアヤが動き出します。
「自分で言っといてアレなんですけど、もう無理です、カズ君に会いたいです」
「考えがまとまってないけど答えは出てないけど、一人になった意味を見出せたのでカズ君探しに行かせてください笑」
なぜかヘラヘラしながらスタッフにそう話します。
そしてカズ君のいるビーチにやってくるサアヤ。
カズ君を見つけて飛び込み、抱きつきます。

…からの小藪さんの渋い顔。

劇的な再会(?)を果たした2人はビーチを後にし、海沿いのレストランに入ります。
サアヤ「ごめんな朝、びっくりしたやろ」
カズ君「びっくりした…つまんなかった。考え事できるいい時間やったけど」
アペリチェーナ(サラダ・串揚げ・パニーノなど)という料理が運ばれてきました。

運ばれてきた料理を堪能しながら、会話が始まります。
カズ君「今日1人でおってどうやった?いっぱい考えられた?」
サアヤ「途中から何考えればいいかわかんなくなっちゃった」
サアヤ「昨日のご飯ご一緒したカナミちゃんカップル、結婚の話をしないのは『きっと私を避けてる』からだって」
サアヤ「でもフミさんは実際のところ、ただ真剣に考えていただけ。でもそれって言わなきゃ相手に伝わらないじゃん。ていうことに昨日気づいたの」
サアヤ「違うカップルを見てて、私そういうことしてたって」
サアヤ「だからカズ君をすごい不安にさせてごめんね。私は避けているんじゃなくて本当に確かなものじゃないから何も言えなかった」
サアヤ「1人の時間今日もらって答えが見つからなかったのよ」
サアヤ「じゃあとりあえず期限を決めるのもカズ君がいいんだったらその手もあるのかなって思ったけど、サアヤ自身何が本職かわからなくて、俗に言うパラレルワーカーだからさ」
サアヤ「いつチャンスがどうなって、いつどこでも誰かに求めてもらったらそれが供給できるような仕事につけるかわからないから」
サアヤ「あともうちょっとだけ時間が欲しい」
カズ君「サアヤは一緒に暮らすことに関しては将来的にいつか環境が整えばその時に暮らせればいいやくらいに考えてるのかなって思って、たまたまそうなればいいかなくらいの感じなんかなって思っててさ」
カズ君「だからそれやったら絶対一緒には暮らされへんやろうし、だから期限というか」
カズ君「一緒に住む期限じゃなくて1年間こうしていこう、1年経って振り返ってみて今こういう状況にできているから一緒に住もうとか」
カズ君「その状況が整えてないからあと半年こうしていこうみたいなのを決めたほうが、いつかの運とかいつかのタイミングを待つよりかは自分たちで動いて、してたほうが確実に2人で暮らせるときっていうのが早いかなって思ってたからサアヤにそれを考えてほしいって伝えたし」
カズ君「サアヤの仕事上全く読めないっていうのもわかってるつもりではあったけど、じゃあそれを設定しないとなると今と一生変わらん、婚約して1年以上ずっと同じ状況」
カズ君「婚約が結婚に変わっただけで、結婚しても何年も経っているけど同じ状況が続くんじゃないかなって」
カズ君「それやったら結婚を決めたとしてもここで時間をもらってる意味がなくなるだろうしっていうのがあって、サアヤにそれを求めている限り自分も考えないとあかんなっていうのをあって」
カズ君「今日ずっと考えてたけど、俺の場合転職って考えたとき、まだ辞めたくない会社で、まだまだ成長できることがある、辞めたくないなって気持ちがやっぱりあって」
カズ君「この気持ちってサアヤも思っているんだろうなって、まだ東京で頑張りたいのに期限を1年間どうしていこうっていうのを決めたばかりに、その選択をしてもらうわけやんか」
カズ君「なんかそれって結婚が邪魔をしているというか、一緒に暮らすことが2人の仕事とか目標とかを邪魔しているなって」
カズ君「俺も明確にこの1年この2年何をしていこうっていう答えが出せんくて。どうしようかなって思った」
カズ君「結局振り出しに戻ったじゃないけど、なんにも解決にはなってないけどそういう期限を設けてお互いの仕事を…邪魔じゃないけど諦めないといけない部分とか出すっていう方法は無しにしようか」
涙ぐむサアヤとカズ君。
サアヤ「まさかカズ君の口からそういう提案が出てくるとは思わなかったから、嬉しかった」
サアヤ「もう時間ない」
カズ君「そうね」
サアヤ「あるようでない、から随時」

第8話の「サアヤ&カズ君」カップルを見た感想
前回あれほど感情的に劇的に別行動しよう、となったにも関わらずわずか3時間で合流するとは。
さすがに驚いてしまいました。
…まぁ異国の地ですし、1人で考え込む時間というのは意外に長いということなのでしょう。
そして人目もはばからず、ビーチでのジャンプからの抱きつき。
さながら自爆前のサイバイマンがヤムチャに抱きついた時のシーンのようでした。


泣き出したりハイテンションになったり、この旅の中で特にサアヤはだいぶ情緒不安定になっていると見受けられます。
そりゃお題が「結婚するか別れるか」ですからね、精神的にだいぶ負担になっているのでしょう。
そしてレストランでの話し合い。
ちょっと思ったのはそろそろ飯を食わず、真剣に会話だけしてみてはいかが?笑
いや、画面的に映えないのかもしれませんが、なんだか食事の合間に会話しているようで少々印象が悪く…。
今回は珍しく(というか初めて?)深い話が出来たようで、最後には料理が冷めてしまっている様子でしたので、お店側にも失礼ですしね。
そして今回の2人の会話、要約すると以下でした。
- サアヤ「1人になって考えたけど結論でず、もうちょっと時間ください」
- カズ君「結婚(同居)が2人の目標の邪魔になっている、そういう方向で考えるのはやめよう」
- サアヤ「嬉しい」
後のMC陣のトークの中でも述べられていましたが、こういう結論をカズ君が出してそれをサアヤが「嬉しい」と受け入れた、これはつまりほとんど結末が決まっているようなものと言ってもいいのではないでしょうか。
ここから「結婚」までもっていくのはどう考えても難しいですよね。
仕事の問題というのは旅先でどうこうなるものでもないし、2人以外の誰か(会社や事務所)と調整できるわけでもありません。
最終回を見るまでわかりませんが、このカップルについては現時点で答えが出てしまったのかもしれません。
しかしながら。
個人的にはなんだか惜しいなという気がしてなりません。
確かに2人の年齢は「若い」というわけでもありませんし、特にサアヤの方は年上で出産も考えているならリミットがあります。
ですが、もうちょっと待っても良かったのではないかと思います。
これまでの関係構築の期間もそうですし、空気感で言えばお似合いなカップルだと感じています。
今ここで「結婚するか別れるか」を決断して、永遠にお別れしてしまうのはもったいない…。
こういう話をもっと日本でしていれば、もっと早くに気づいていたのなら「別れる」一択にならず、他の選択肢も取れたのになと残念に思う気持ちです。
まぁこの番組に参加している以上、それがルールですので逆に言うといずれの選択をしたにせよ、その答えは絶対に守っていただきたいですね。
特にここで「別れる」選択をして、水面下では交際を継続、その後よりを戻すということだけは避けていただきたい。
番組側にも視聴者側にもそんな強制力はもちろんありませんが、それが出演者側が守る最後のルールだと思っています。
「さよならプロポーズ」第8話レビューの総評
というわけで以上が「さよならプロポーズ」第8話のレビューとなります。
カナミカップルは相変わらず面白く、濃い内容で見応えがありますね。
旅の期間的にもまだ日数はありますので、これからもフミヤのマッスル談義を中心に2人を見守っていきたいところ。
そしてサアヤカップルは今回で大きな決断をし、それはほとんど最終日の決断に近いと言えるところまで来ました。
これに対する私の想いは上記に記載していますが、最終回までにこの結論がひっくり返る事はあるのでしょうか。
現時点ではまだわからない部分も多いですので、変わらずこのカップルも見守りたいと思います。
それではまた次回、第9回のレビューでお会いしましょう!
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