今週もNetflixで先行配信されました「あいのり African Journey」第7話。
今回はとあるメンバーが病院送りになってしまう、という波乱の展開になっています。
早速レビューへと参りましょう!
目次:お好きなところからどうぞ
はり坊

今回のレビューはこの人から。
過去の大怪我、そして病気と非常にツラい状況となってしまったはり坊。
- 坐骨神経痛
- アメーバ赤痢
- 風邪
- 事故の後遺症
- 蜂巣炎
途中リタイアの可能性すら出てきましたが、今のところ数日休めば復帰できそうとのこと。
はり坊に恋しているすぅすぅはもちろん、一緒に旅する他の仲間達もこのような不本意な形でメンバーを失いたくないでしょうから、まずは一安心といったところでしょうか。
慣れない地の旅は疲労が蓄積しますし、その土地独自の病気などもありますから大変だと思います。
同情します。
ですが。
事故の後遺症のツラさを旅の途中で「うんうん」言うのはいかがなものかと思ってしまいます。
ツラいんでしょう、痛いんでしょう。
それはわかります、別に否定しません。
けど、アフリカで長時間車の旅を続けることは参加する前からわかっていることですよね。
本人としてもこれほどまで大変だとは思わなかった、というのはあるかもしれませんが後遺症でツラい思いをする可能性があることは予想しなかったのでしょうか。
彼が「脚や身体が痛い」というとメンバー達は気遣っていました。
もちろんスタッフの方々も気にかけていると思います。
旅に参加してからなってしまった病気は仕方ありません。
ですが、来る前からわかっていたことで苦しまれても正直同情できませんし、それどころか周りにいる人に迷惑をかけないでほしいとすら思ってしまいます。
私が冷たい人間なのでしょうか。
二十歳を超えた大人ならそのくらいの判断は自分ですべきだと思うのですが…。
しゅうまい

そしてもう1人、しゅうまいについて。
彼については今度はヒデがトレーナーのような形となって、筋トレを頑張っていましたね。
しかし、今回語りたいのはそこではなく。
番組の後半、障がい者について紹介され、その中で「感動ポルノ」というワードが出てきました。
この言葉というのは、障がい者であるオーストラリアの「ステラ・ジェーン・ヤング」さんが作った言葉とのこと。
「障がい者は人として扱ってもらえません」
「感動を与えるための存在です」
「障がい者をモノとして利用しているんです」
「私はこれを『感動ポルノ』と名付けました」
「私たちの身体と病名よりも私たちの生きる社会の方が、より大きな障害になっているんです」
そして今回「ウガンダで一番醜い男」として登場した「セバビ」さんはこう語っています。
「障がい者は普通のことをしているだけなのに、それに対して健常者が勝手に感動する」
「障がい者を見下していますよね?」
「これを感動ポルノと言うんです」
私はこれを見た時、「あいのりが番組をあげて自虐をやっているのかな」と思ってしまいました。
あいのりではこれまで数多くの人たちが参加してきましたが、必ずと言っていいほど「ネタ枠」と呼ばれる人が参加していますよね。
今回で言えば「しゅうまい」、過去では「シュレック」「ゴリラー」「まっつん」などなど。
大体メンバーに1人、いわゆる「イケメン」ではなく、コミュニケーション能力に問題があったり、体型に難があったり。
誰も直接口には出しませんが、正直不利ですよね、あいのりで恋愛をする上で。
だからこそ番組側は採用するわけです、そういった人たちを。
なぜなら、美男美女だけ集めて恋愛させて成功したって面白くないからです。
成功して当然でしょ、ってなるからです。
でもしゅうまいみたいな人が、可能性が0に近い恋愛を頑張れば、成功しようが失敗しようが一定の「感動」は得られますよね。
しかもその人が恋愛面で不利であるほど、その感動の幅というのは大きくなります。
つまりこれって「セバビ」さんが言った、「感動ポルノ」なのではないかと思うのです。

ですので、よくこのネタを自分たちも同じようなことをしている「あいのり」で放り込んできたなと感じたというわけです。
まさか無自覚、ではないですよね…。
こうやって自分たちであえてネタにし、うかつに触れにくい「障がい者」の話と絡めることで話題になることを狙っているのでしょうか。
現に私のようなブロガーがこうして記事にしているわけですからね。
そこまで計算されているのかと思うと、ある意味感心してしまいます。

あいのり African Journey 第7話 総評
以上、「あいのり African Journey」第7話のレビューでした。
当ブログでは、特にあいのりに関しては恋愛面以外のことはあまり触れるつもりはなかったのですが、今回その手法がなかなか入り組んでいたので思わず口を出してしまいました。
不快に思われた方がいたら申し訳ありません。
あくまで1視聴者の他愛もない意見ですが、このように感じた人間もいるよ、という程度に受け取っていただければと思います。
それではまた次回、第8話のレビューでお会いしましょう!
「Netflix」をテレビの大画面で見るには「Fire TV Stick」が便利です!
恋愛バラエティ番組 全レビュー記事まとめ