突然ですが、まずはこちらをお聞きください。
あ、流しながら記事を読んでいただいてもいいですよ。
どうでしょう。
聞いたことありませんか?
こちらは「Owl City(アウル・シティー)」の「Good Time」という曲です。
「Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)」とコラボしたことで話題になりました。
TV番組、CM、映画等、どこかで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ポップで乗りが良く、爽やかでオシャレ。
アウル・シティーを代表する名曲です。
カーリー可愛いし。
しかしながら、彼の魅力の真髄は実はこういった曲ではないのです。
目次:お好きなところからどうぞ
アウル・シティーの魅力
「Good Time」が魅力の真髄ではない、と言いましたが正確には半分正解で半分不正解です。
彼が手がける楽曲には、このようなポップで聞きやすいものも多いためこれを否定することはできません。
良くジャンルとして「ドリーミー・エレクトロ・ポップ」と評されることが多いです。
これがまさしくその通りで、特に「ドリーミー」というところが重要。
聞いてる者を「夢見心地」にさせてくれるような音楽だということです。
私は「音のシャワー」だという独自の表現を使っています。
夜、少し照明の光量を落とし、好きなお酒やコーヒーを飲みながらアウル・シティーの曲を鑑賞すると、頭上から音楽が振り注ぎ、包まれるような感覚に陥ります。
これが最高の癒やしとなるのです。
有名どころとのタイアップ
もっとも有名なところとしては、ディズニー映画「シュガー・ラッシュ」でしょうか。
エンンディングテーマとして「When Can I See You Again?」という曲が使用されています。
またこの曲はディズニーのパレードでも使われているため、ディズニーファンの方は「アウル・シティーって人の曲なんだ」と驚くことが多いようです。
邦画では広瀬すず主演の「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の作中で「Good Time」が使用されています。
知らずに映画を見ていた私は、クライマックスだったこともあり、驚いて声が出そうになりました笑。
ここでは全て紹介しきれませんが、このようにアウル・シティーは数々の作品とのタイアップ、アーティストとコラボしています。
知名度の低さ
しかし残念なことに私が愛してやまないアウル・シティーの曲は、日本のメディアにおいて頻繁に使われているにも関わらず、その知名度は残念ながら高いとは言えません。
もっと彼の音楽を色んな人に聞いてもらいたい、ということでこの度記事で紹介することにしました。
別にもっと有名になってもらいたい、というわけではありませんし、いちファンがこんなことを言うのはおこがましいのは重々承知しています。
アウル・シティーとは
アウル・シティー (Owl City) とは、アメリカ人のミュージシャン「アダム・ヤング」 によるソロプロジェクトの名称である。
出典:アウル・シティー - Wikipedia
シンセポップを基調としたエレクトロニカ色の強い楽曲スタイルで、ジャンルは「ドリーミー・エレクトロ・ポップ」と評される。また音楽性の近さからか、以前はザ・ポスタル・サーヴィスと比較される事が多かった。
アダム・ヤングは「スカイ・セーリング(Sky Sailing)」の名義を用い、アコースティック色の強い楽曲も発表している。また「ポート・ブルー(Port Blue)」名義のプロジェクトも持ち、歌詞のないインストゥルメンタル音楽も発表している。 さらにこの他にも、多数のプロジェクト名義の歌や音楽を発表している。
補足
Wikipediaからの引用にもある通り、「Owl City(アウル・シティー)」とはアーティスト名ではありません。
アメリカ人ミュージシャン「Adam Young(アダム・ヤング)」のソロプロジェクト名です。
またスペルのせいか、日本人はローマ字読みしたがるので「オウル・シティー」と読む人がいますが違います、「アウル・シティー」です。
前項の通りアダム・ヤングは複数の名義で音楽活動しているのですが、この記事では「アウル・シティー」名義での活動内容について主に取り扱います。
曲(アルバム)の紹介
というわけで、能書きはここまで。
こういう情報は調べれば後からいくらでも知ることができます。
まずは曲の良さを知ってもらうことが一番なので、これまでリリースされたアルバムと、その中から特にオススメの曲、ポップで聞きやすい曲を1つずつ紹介していきます。
なお、世間的な評価とか好かれる傾向とかは一切抜き。
Ocean Eyes
レーベル: Universal Republic
フォーマット: CD, LP, digital download
全米売上: 110万枚
♪Fireflies
オススメの1曲は、No.9「Fireflies」です。
意味は「ホタル」。
「アウル・シティー」と言ったらこの曲!という人も多いのではないでしょうか。
めちゃくちゃ有名で、色んな人がカバーしたりもしています。
私もこの曲でアウル・シティーを知りました。
エレクトロニカとポップを絶妙なバランスで融合し、誰にでも聞きやすく、かつ彼の魅力がギュッと詰め込まれた一曲です。
♪Tidal Wave
聞きやすい1曲は、No.12「Tidal Wave」です。
意味は「潮波」。
テンポが良く聞き心地が素晴らしい。
聞いた後は爽やかな疾走感が耳に残ります。
All Things Bright and Beautiful
レーベル: Universal Republic
フォーマット: CD, LP, digital download
全米売上: 15万枚
♪Alligator Sky
オススメの1曲は、No.13「Alligator Sky」です。
直訳すると「ワニの空」ですが、実はちょっとした知識と歌詞を読めば意味が違うことがわかります。
「宇宙への玄関口」が正しい訳となるようです。
こちらのブログで詳しく解説されていますので、興味がある方は是非。
そのタイトル通り曲も宇宙を想像させるような、壮大な作りとなっています。
♪Galaxies
聞きやすい1曲は、No.8「Galaxies」です。
意味は「銀河」。
「Alligator Sky」同様アウル・シティーの曲は「宇宙」関連をイメージして作られているものが多いですね。
キャッチーな歌詞とメロディで聞きやすく、このアルバムを代表する曲と言っても良いでしょう。
The Midsummer Station
レーベル: Universal Republic
フォーマット: CD, LP, digital download
全米売上: 10万枚
冒頭でご紹介した「Good Time」もこのアルバムに収録されています。
♪Embers
オススメの1曲は、No.8「Embers」です。
意味は「残り火」。
アウル・シティーには珍しく力強く、壮大な曲調が印象的です。
♪Shooting Star
聞きやすい1曲は、No.2「Shooting Star」です。
意味はもちろん「流れ星」。
その名にふさわしく疾走感のある曲調です。
サビの盛り上がりが特に素晴らしい!
Mobile Orchestra
レーベル: Republic
フォーマット: CD, LP, digital download
♪Unbelievable
オススメの1曲は、No.5「Unbelievable」です。
冒頭の口笛から始まり、どこか哀愁のあるメロディーが印象的。
サビで一気に盛り上がり「It's unbelievable~♪」と思わず口ずさんでしまいます。
♪Tokyo
聞きやすい1曲は、No.4「Tokyo」です。
日本のアーティストである「SEKAI NO OWARI」とのコラボ曲ということで有名になりました。
来日して東京でライブをする際は、もちろんこの曲を歌って盛り上げてくれました。
Cinematic
レーベル: Owl City
フォーマット: LP, digital download
♪New York City
オススメの1曲は、No.13「New York City」です。
もうイントロから素晴らしい。
ニューヨークをテーマに希望ある未来を唄った歌詞と、美しいメロディを聞くたびに涙腺が緩みそうになります。
♪Cinematic
聞きやすい1曲は、No.15「Cinematic」です。
このアルバムは独特で、わかりやすくポップで聞きやすい曲というのはあまりないのですが、この曲はアルバム名を冠しているということもあり、代表するに相応しい仕上がりになっています。
エレクトロ・ポップのパイオニア「Owl City」の曲10選!洋楽を新規開拓したい人必聴です|まとめ
以上、5アルバム、10曲を紹介しました。
この中にどれか気になる曲を見つけることが出来たなら、ぜひ購入してみてください。
また「The Best of Owl City」としてベストアルバムも出ているのでまずは人気のある曲を聞いてみたい、という方はこちらから入ってみるのもいいかもしれません。
ちなみにライブで来日することもあります。
2015年にはアルバム「Mobile Orchestra」、2018年にはアルバム「Cinematic」をそれぞれテーマにライブツアーを開催しています。
ちろん私は両方参加しており、やはり生で見るアダム・ヤング、生で聴くアウル・シティーは格別です。
頻繁に来日にするわけではないので、もしファンになられた方は貴重な機会にぜひとも参加してみてください!
ただ純粋に知ってもらいたい、それだけです!