新しい家、新しい部屋!
4月は新しい生活がスタートする季節。
インテリアに悩んでみたり、家具・家電をどうしようか考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな家具の中でも「ソファ」は特別な存在です。
絶対に必須かと言われるとそうではないし、でも憧れる。
座り心地の良いお気に入りのソファでくつろぎながら、コーヒーを飲んで雑誌をめくったら、さぞ気持ちがいいだろうと想像できます。
しかし多くの先輩からは「ソファは一旦買うな」とアドバイスを受けるでしょう。
一人暮らし歴が6年程ある私も、同じアドバイスをすると思います。
今回はそんな私の過去の失敗談も踏まえて、理想の「ソファ」を手に入れるまでの流れを紹介したいと思います。
目次:お好きなところからどうぞ
始まる一人暮らし
私が一人暮らしを始めたのが22歳の時。
初めて就職した先のブラック企業で酷使され、身も心もボロボロになりました。
安月給の中(手取り14万)それでもなんとか引っ越し資金を貯めて実家を出ていくことを決意します。
そして同時に会社も辞めることに。
私の「一人暮らし=無職」という素晴らしい状況での幕開けです。
今振り返ってもそこそこ無謀だったなと思います。
ですが会社を辞めてしまった以上、自分の性格からすると実家に住み続けていたら絶対に堕落することはわかっていたのです。
そうならないために自分を追い込むため、出ていくことにしました。
私の新しく生活の拠点となる場所は、駅から徒歩10分、家賃54,000円、1ルーム8畳という環境でした。
当然家具も何もかもありませんので、全て自分で1から揃えていく必要があります。
ネット環境は早々に整えましたが、その頃はまだ「ネットで調べ尽くしてから買い物をする」というやり方はしていませんでした。
どちらかというと店舗に出向いて、その場で決める事が多くこの時買った家具・家電の多くもそうでした。
そんな中「IKEA」なるものがあると知り、早速出かけてみることに。
今までにない斬新なディスプレイ、オシャレな北欧テイストに一気に魅了されます。
しかも値段が安い!
貯金があるとは言え、無職の私にはかなり魅力的に映りました。
丸一日掛け、店内を物色し、以下の家具を購入しました。
- シェルフ
- テーブル
- ソファベッド
- サイドテーブル
- デスク
- 照明
- その他雑貨諸々
部屋を構成する家具ほぼ全てですね。
そして今回の話の中心となるソファベッド。
当時の私は思いました。
ベッドとしてのサイズはシングル以上セミダブル未満。
ソファで言うと二人座って少し余裕がある程度。
かなり存在感があったのですが、8畳というそこそこの広さのおかげで部屋としては成り立ちました。
寝心地も座り心地も決していいものではないけど、使えているから全然OK!
そういう価値観の中、結局この部屋で2年間程暮らしました。
仕事?ご安心ください、3ヶ月後くらいに決まったのでお金はなんとかなりました(結構ギリギリ)。
2年後、上の階の足音がうるさい、という理由で引っ越しを決意した私はその地域とはまったく別の場所で内見し、部屋を決めることになります。
2つ目の部屋
次に引っ越した2つ目の部屋は、一人暮らしとしてはここが最後です。
この次は結婚を前提とした同棲となります。
2つ目の部屋は、駅から徒歩8分、家賃76,000円、1K6.5畳でした。
家賃が高いし、何より部屋狭!と思うかもしれませんが、決め手の理由は「新築」だからでした。
そんなわけでこの部屋でまた新しい生活が始まりましたが、家具・家電は今まで使っていたものをそのまま流用することにしました。
新しく揃えるとそれだけで数十万は吹っ飛びますからね。
しかしこの判断が間違っていたと後々気づきます。
まずテーブル。
天板がガラス張りのこのテーブルは、食事の時をメインに使っていたのですがそれなりの大きさ。
6.5畳の部屋に真ん中に置くと、かなり存在感があります。
そしてソファベッド。
これが酷かった。
今までは8畳の広さでなんとかなっていたものを、無理やり6.5畳に入れたもんだから狭いのなんの。
部屋の半分くらいをこのソファベッドが占めることになりました。
加えて何を血迷ったのか、所持していた漫画を収納するための本棚を再びIKEAで購入します。
これでほとんど人間が歩けるスペースはありません。
そしてその生活をなんと4年間も続けることになるのです。
いや他人事みたいに言ってますが、全部自分のことです…。
この当時、多少はインテリアに意識がありました。
ですが、見た目や住みやすさよりも「一人暮らししてる俺!」というところに意識が完全にいっていたため、細かいことはほとんど気にしていませんでした。
なんか狭いなー程度の認識。
家具を買い換えなかった大きな理由としてもう1つあって、それはやはり捨てる手間、かかる費用を出し渋ったためです。
あまり余裕なく生活していた私は、粗大ごみを捨てる際のお金が惜しい。
また、新しく買い替えるお金も惜しかったので、結局そのままにするという形になりました。
あそこできちんと判断できていれば、もう少し快適な生活を送れたんじゃないかと後悔しています。
しかし過去は変えられません。
その経験がちゃんと今に生きていますし、今後も忘れずにいたいと思います。
多少もったいないと思っても、部屋に合わない家具は捨てて新しいものを買いましょう。
これだけは断言できます笑。
その後同棲のため、新居に引っ越します。
同棲した部屋
この頃にはもうナメコ(妻)と婚約していたので、結婚を前提に同棲を始めることになりました。
駅から徒歩2分、家賃126,000円、2DKという間取り。
これまでの極狭部屋から比べるとかなりのグレードアップです。
そしてこの引っ越しの際、今まで使っていた家具をほとんど捨てました。
当然あのソファベッドもです。
戸建てに引っ越した今でも使っている当時の家具は、サイドテーブルと本棚のみですね。
これらはデザインに癖がなく、汎用性が高いので重宝しています。
とりあえず家の中でソファと呼べるものがなくなりましたが、 映画やテレビをよく観る我ら夫婦にとっては、ある程度の視聴環境は整えたい。
ですが、いずれまた引っ越すことを考えていたのでその際負担にならないことを念頭に、以下のソファを購入しました。
価格もサイズも手頃で、一応ソファとしての体は成している。
その後戸建てに引っ越すまでの約4年間、このソファは実に頑張ってくれました。
赤ちゃんの頃、長女もこの上で寝転がったりもしてましたからね。
座り心地快適!とは言えませんが、取り回しが良い便利なソファでした。
そしていよいよ現在暮らしている戸建てへの引っ越し、そこで購入した2つのソファを紹介したいと思います。
戸建て
TRUCK FK SOFA
まずはこちら。
1階のリビングに置いています。
本当は3-SEATERを置きたかったのですが、スペースの関係で断念。
もっとも少し幅が狭まっただけで、「FK SOFA」最大の特徴であるコーデュロイの張り地に、ふかふか(FKFK)した座り心地はまったく変わりがありません。
戸建てに引っ越す際、新しいソファの購入を検討していたのですが、なかなか時間が取れず調査が進んでいませんでした。
そんな中、とあるTV番組で芸能人の部屋チェックみたいな企画が放送されていました。
その中でこの「FK SOFA」がチラッと映ったのを見て「これだ!」と思いました。
見た目、質感、醸し出す雰囲気が私の好みにマッチしており早速妻に相談。
と同時にこのソファについて調査を開始。
当時はそれまで全く知りませんでしたが、インテリア好きなら誰もが知ってる有名ブランドだったんですね…。
妻も好意的であったので、早速購入したかったのですが、やはり確認すべきは座り心地など「実際に見る、体感する」ということ。
画面越しだと、手触りや実際の色などどうしてもわからないことがあります。
今後長く使い続けること、金額も決して安くはないことを考えると一度試座するという経験は必須です。
ですが、このTRUCK、店舗が大阪にしかなくそこまで出向かなければならない。
その頃は引っ越し関連や仕事が忙しかったこともあり、夫婦でまとまった時間が取れませんでした。
旅費もそれなりにかかるので、ここで悩むことになります。
40万…大阪…遠い…金かかる…試座したい…金かかる…遠い。
数日に及ぶ検討期間を経て、われわれ夫婦が出した結論。
それは
試座しないで
買っちまおう!
でした。
事前の調査で得たネット上での評価はものすごく良く、見た目は好みで機能面も満たしている。
仮に試座したとして、それによって評価が覆ることはおそらくないであろう
ということで、約40万円のソファを画面越しだけの判断で購入することに決めました。
注文から数ヶ月後に我が家へ届き、設置した時の感動は今でも忘れません。
特に目を引いたのはやはりその「ふかふかのクッション」です。
膨らみすぎてて、一見ソファだとわかりませんでしたからね。
まぁ普通に座ることで収まったので、今では画像のようなソファらしい格好になっています。
使い心地としては「非常に良い」それに尽きます。
テレビを見る時はもちろん、軽い飲食もできますしソファで赤ちゃんの授乳することも多々あります。
長女も気に入っていて、寝転んだり、時々そのまま昼寝をしたりもします。
しかもその時は寝付きがいいという。
よっぽど気持ちがいいんだと思います。
確かにお値段は張りますが、部屋の雰囲気を支配する主役になれます。
先に述べた使い心地も考えると、決して高い買い物ではなかったなと購入後2年近く経った今思います。
最後に店舗の情報を載せておきます。
私もまだ行けてないのですが、関西にいく機会があればその際ぜひ立ち寄りたいと思います。
TRUCK FURNITURE
TEL:06-6958-7055
FAX:06-6958-7056
営業時間:11:00AM~7:00PM
定休日:毎週火曜日、第1・第3水曜日
NOYES Decibel Standard
1階のリビング「FK SOFA」を決めたのが突発的でした。
そのため2階に置くソファは慎重に、検討に検討を重ねた上で決めようと考えていました。
国内のいくつかのソファメーカーを見比べて、たどり着いたのが「NOYES」。
「ソファ専門店」「SOFA100%」というところに惹かれ、ネット上のレビューを見るとどれも高評価。
これは一度実物を見に行かなくては、ということで東京の青山にあるショールームを訪れることにしました。
店内は地下にあり、数々のソファが展示されています。
こちらに店内風景が紹介されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
訪れる前に見た、スタッフの方のインタビュー記事の中で
「あまりカチッとした服装でなく、普段家で過ごされるような格好で試座してみてください」
とおっしゃられていたので、割とラフな格好でいろんな体勢で座ってみたりして、思う存分試座することができました。
1回目は視察、2回目は購入を決める目的で計2回足を運んでいます。
総合計は「251,640円」。
この内消費税と配送料金も含まれています。
また、注文時の仕様は以下となっているのでご参考までに。
SSランク ANシリーズ
AN-47-IDG インディゴ
脚の仕様: オーク10cm:パーシャルウッド仕様
アームテーブル: ブラックウォールナット:パーシャルウッド仕様
注文後、1ヶ月程で配送されました。
家の構造上、玄関からの搬入が難しかったので釣り上げて2階に直接入れる方法を取りました。
(なので総合計にその特殊配送料が含まれています)
実際に部屋に配置して思うことは、その圧倒的な存在感と高級感。
上質な布地が美しく、部屋全体の雰囲気がグッと締まります。
またカウチ仕様なので大人でも悠々と足を伸ばすことができ、隣に妻、子供が座っても余裕の広さ。
カウチソファを買うのは初めてですが、本当に買ってよかったと思います。
ローソファにすることで部屋が広く見えるという効果もありました。
最後に「青山ショールーム」の情報を載せておきます。
またここ以外にも、ショールームはいくつかありますのでそれらはリンク先のサイトからご確認ください。
NOYES 東京青山ショールーム
電話:0120-351-780(本社直通)、03-5413-5860(代表)
営業時間:11:00~19:00
キッズルーム:併設あり
定休日:毎週火曜日
理想のソファで快適な生活を手に入れよう!
というわけで、私のこれまでの部屋遍歴と共にしたソファを紹介してきました。
こうやって振り返ってみると理想のソファを手に入れるまで、だいぶ長い道のりだったな、と思います。
ですが、色々な経験がなければここまでたどり着けなかった気もしています。
いい時期に妥当な手順で、良いソファに出会えたのかもしれません。
ソファ選びは本当に大変です。
ですが、自分が欲しいものに出会えた時、その喜びは格別ですのでこの記事がその一助となれば嬉しい限りです。
「TRUCK」「NOYES」はどちらも本当にオススメのブランドですので、ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか!