では、前回から引き続き、今回はわが家の「今も元気な植物」を私の体験談を踏まえて紹介していきたいと思います。
前回の記事をまだご覧でない方は以下からどうぞ!
初心者の方はこれらを参考にすれば、枯らす可能性を極力抑えて観葉植物を楽しめるはずなので必見です!
目次:お好きなところからどうぞ
今も元気な植物
マドカズラ
わが家の元気な植物の筆頭。
戸建てに引っ越してくる前のマンション時代から育て始めましたが、その驚異的な生命力にはいつも驚かされています。
極端な話をすると、葉っぱ1枚、茎1本あればいい。
水に挿しておくだけであっという間に根を出すので、それを鉢植えすれば簡単に増やすことができます。
正直なところ、あまりにも長く大きくなってしまったため、引っ越しのとき本体の一部を(葉っぱ2~3枚)残し、後は処分してしまいました。
ですがそれから2年、再び全長3mくらいになるまで成長しています。
手入れも非常に楽。
週に1回たっぷりと水をやる。
これだけでいいのです。
日当たり?風通し?関係ありません。
水さえ忘れなければ、後は放置していても問題なく成長してくれる、それがこの「マドカズラ」最大の魅力です。
これから観葉植物育てたいんだ!絶対に枯らしたくないんだ!という方には特にオススメできます。
逆に枯らしてしまうパターンを見てみたいくらい強いです。
そこまで言います、言っちゃいます。
ガジュマル
でましたよ。
わが家の「強い観葉植物」ナンバー1の座をかけて、マドカズラといつも争いを繰り広げている「ガジュマル」。
園芸ショップでもよく売られているので、見かけたことがある方も多いと思います。
特徴的な形なのは、根っこが大きく露出していて、上にちょこんと葉っぱが生えているタイプのやつですね。
昔沖縄に旅行にいったことがありますが、その辺に大木となったガジュマルがボコボコと生えていたのでかなりびっくりしました。
暖かい地方の植物なので、生育環境が整えばここまで大きくなれるんだということですね。
わが家のガジュマルも強いのなんの。
こいつは私が一人暮らしのマンション時代から育てているので、今年で8年くらい経っていますが、バリバリ元気。
マドカズラと同じく、枝を切り落としても水に挿せば根っこが生えてくるので簡単に増やすことが可能です。
既に4体に分身しています笑。
手入れについてもマドカズラと同じ。
週に1回水やりするのみ。
風通し?日当たり?
I don't know!!
でもそのくらい気をかけなくても大丈夫な植物なので、こちらもやはり初心者の方にはオススメできる1種です。
フィカス・ウンベラータ
最近のインテリア雑誌に載っているオシャレな部屋には、ぜっっったいに置かれていると断言できる「フィカス・ウンベラータ」。
大きく明るいライトグリーンの葉が特徴で、幹は白っぽく洗練された佇まい。
メチャクチャ人気な観葉植物の1種です。
私もそのカッコ良さに惹かれ、戸建てに引っ越した際新たに購入しました。
今は2階の1室で育てており、購入してから1年ほど経過しましたが新しい葉っぱも次々出て、順調にそのオシャレな姿でわれわれを楽しませてくれています。
ただ、この植物については油断は禁物。
結構手間がかかります。
というのも、湿度の管理が重要です。
「暖かく」「乾燥して」「風通しが悪い」部屋に置き続けてしまうと、どこからか飛んできた「ハダニ」という虫がくっついて繁殖してしまいます。
この「ハダニ」は大変厄介で、葉っぱや茎を糸まみれにしてしまいます。
そして葉っぱの汁を吸うので、どんどんと色がなくなっていきます。
そう、観葉植物で最も重要な「緑色」を無くしてしまう凶悪な虫なのです。
重症になってしまったら、それこそ薬を散布するなどの対策が必要です。
が、早くに見つけられたならこまめに「霧吹き」で葉っぱに水をやること。
これだけで事態が収束するケースがほとんどです。
私もこれで難を逃れました。
ですが、こうなってしまってからは再発を恐れて神経質になります。
忘れずに霧吹きで葉っぱに水をあげる、という手間が1日のうちに数度発生するので育てるのはそれなりに大変、という評価になります。
もし「フィカス・ウンベラータ」を購入しようと思った際には、この記事を思い出して「1日何回も霧吹きをする覚悟はあるか」と自身に一度問いかけてみてください。
エバーフレッシュ
細かく濃いグリーンの葉がとても美しい「エバーフレッシュ」。
こちらもとても人気のある観葉植物の1種。
インテリアの重要なパーツとして使われている例をよく見かけます。
私もこの植物が醸し出す「アーバン」な魅力に惹かれて、購入を決めた1人でもあります。
エバーフレッシュの大きな特徴としてまず挙げられるのが、「朝起きて、夜眠る」ということ。
まぁ大半の植物もそうなんですけど、エバーフレッシュの場合は「起きる時に葉が開き」、「寝る時に葉が閉じる」のでその様子がとてもわかりやすい。
植物も生き物なんだとよくわかり、これが可愛らしく人気がある理由の1つでもあります。
また、春から夏にかけて花も咲きます。
こんな感じの緑と白の中間くらいの色をした花で、一見タンポポの綿毛のようにも見えます。
地味な花ではありますが、咲いてみるとこれが結構嬉しいもの。
見た目のスタイリッシュさもさることながら、様々な楽しみ方ができるエバーフレッシュですが育成難易度はそれなりに高いです。
というのも「フィカス・ウンベラータ」同様、霧吹きで水をあげないと「ハダニ」にやられてしまうからです。
特にエバーフレッシュは1枚の葉っぱ自体がとても小さいため、汁を吸われて緑色が薄くなってしまうと致命的。
エバーフレッシュの魅力が激減してしまいますし、そもそも生命の維持にも直結してきます(光合成できなくなる)。
「フィカス・ウンベラータ」以上に、敏感に神経質に管理してあげる必要があります。
私も一度「ハダニ」にやられてしまいました。
失われた緑色は復活しないので、新しい葉っぱが生えてくるのを待つしかありません。
購入後、1年半ほど経過していますがそれなりに苦労を重ねてきている実感があります。
忙しくあまり植物に手をかけられない人には、正直オススメできない植物と言えるでしょう。
サンスベリア
「サンスベリア」は「あのNASAが認めた空気清浄力」として有名な植物です。
以前からその情報だけは知っていたのですが、ソースがいまいち曖昧でした。
改めて調べてみたところ、Wikipediaに記載があったので紹介します。
NASA空気清浄研究は国立航空宇宙局(NASA)及び造園建設業協会(ALCA)主導のもと進められてきた。 その結果、屋内の観葉植物が空気中のベンゼン、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレンなどの有害物質を自然に除去し、シックハウス症候群の抑制に一定の効果をもたらすことが判明した。
出典:NASA空気清浄研究 - Wikipedia
宇宙ステーション内の空気清浄法を研究するNASAの部署が、1989年に最初の植物候補を発表した。植物が自然に行う二酸化炭素を吸収し酸素を放出する他、これらの植物は上記有害物質の大量除去に役立つ。 第2第3の一覧は特定化学物質の除去に関するB.C.Wolvertonの文献や論文から得られた。
NASAの研究者が推奨する効率的な空気清浄法は、1つの植物あたり最低100平方フィートの屋内環境が改善される。 その他の研究では空気中のベンゼンの除去には、一部の植物種や鉢植えの培養土内の微生物が担うと示されている。
引用しているWikipediaのページ内に「植物の表」があり、その中に「サンセベリア, mother-in-law's tongue」の名がバッチリ記載されています。
そしてその性能はアンモニア以外の有害物質に対し効果があるとのこと。
どうやらこれは間違いなさそうです。
そんな植物としての機能が超優秀なサンスベリア。
見た目も「剣」のような姿で面白く、エキゾチックでオシャレです。
しかも、生命力がメチャクチャ強い。
そのことを知っている私は、たまにうっかり2週間くらい放置しちゃう時があるのですが弱った素振りも見せず、一切変わらない佇まいで平然と部屋に居続けます。
日光?風?関係ないぜ!
水?なにそれ美味しいの?
こんなに強い植物は他に例を見ないので、これから観葉植物を始めてみよう、という方にはまさにうってつけの植物です。
観葉植物の管理の大変さ
この記事では私が育てている植物の中で「今も元気な」ものを紹介していきました。
改めて初心者が「失敗しづらい、丈夫な植物」を以下にまとめます。
- マドカズラ
- ガジュマル
- サンスベリア
これら3種を選べば、いきなり失敗してしまうということはまずありません。
あとは好みの問題ですので、気に入ったものを選んでいただければと思います。
これまで複数の枯らしてしまった植物、今も元気な植物について私の実体験を元に、育てやすさなどを踏まえて紹介してきました。
けっこう大変だということがわかっていただけたのではないかと思います。
怒
私は植物自体が好きなので、こういう試行錯誤や失敗も趣味のうちだと楽しめています。
ですが植物があまり好きというわけではない、あくまでインテリアの一部という方にとっては日頃の手間もありますし、正直コスパのいいものではないと思います。
実際私も大変だと思うことは日常的に感じているため、これを多少なりとも軽減できないかと考えた時、ある商品に行き着きました。
本当はここからのことを記事にしようと思って書き始めたら、かなりのボリュームになってしまいました。
それがいわゆる「フェイクグリーン」というものです。
わが家ではまだまだ「本物の」植物が主軸ではありますが、「フェイクグリーン」も少しずつ取り入れていっています。
次の記事では、実際に購入したフェイクグリーンの紹介とオススメのお店を紹介したいと思いますので、ご期待いただければと思います!