先日妻が次女を出産し、そのまま実家へ帰り自身の休養と育児をしているため、現在自宅では私と長女の二人で生活しているという状態です。
私には弟がいるのですが、そんな私の状況を察してか自宅に遊びに来て、かつ長女の面倒も一緒に見てくれるということだったので、お言葉に甘えることになりました。
その中で
「ここらで一回料理に本気を出してみて、インスタ映えするようなものを作ってみたら面白いんじゃないか?」
と思いついたので即実行。
早速食材の買い出しに行き、弟と協力して料理を始めることにしました。
目次:お好きなところからどうぞ
まずはアイディア出し
早速食材を買い出しに行き、と書いたにもかかわらずですがどんな料理を作るかを決めないことには始まりません。
料理では味や技量(我々はまるで初心者)も大事なのはさることながら、やはり今回重視したいのは「見栄え」。
私も弟も「Instagram」は数人フォローするだけで投稿は一切行っていません。
ですが「映える」料理というのはなんとなくわかっていたので、それを主軸に話し合いで考えます。
まずは主食。
イタリアンが食べたいということで、パスタにし「あさり」の貝殻がインパクトのある「ボンゴレ・ビアンコ」にすることにしました。
次にサラダ。
緑の葉っぱの中に、色味を加えると綺麗に見えそうということで数種類の野菜とトマト。
味のワンポイントとして塩味の強いオリーブと、海鮮要素でサーモンを入れ、その上にクルトン、粉チーズをかけ、シーザードレッシングで味付けすることにしました。
そしてスープ。
トマトの赤が鮮やかで、具材がよく見え、温かそうなスープは食欲をそそると考え「ミネストローネ」にします。
そしてもう1品は「寿司」。
もともと寿司が好きなことと、料理の案出しをしている最中で見かけた「手まり寿司」が可愛らしく色味も綺麗で美味しそうだったので、それを意識しつつ作ることにしました。
調達した食材
こちらが調達した食材です。
- 刺身の盛り合わせ
- 蒸しエビ
- あさり
- にんじん
- 玉ねぎ
- トマト
- にんにく
- アボカド
- クルトン
- ベビーリーフ
- みつば
- ルッコラ
- パスタ
※実際使わなかったものもいくつかあります。
この他に自宅にあった食材もいくつか使い、料理と格闘すること約2時間。
ようやく4品が完成しました。
ボンゴレ・ビアンコ(風)
こちらは弟が担当。
ボンゴレ・ビアンコとは「あさりを白ワインで蒸したものを具材に用いたもの」だそうですが、まさかの白ワインを忘れるという失態。
そのため常備していた料理酒で代用することにしました。
材料は
- パスタ
- 料理酒
- あさり
- にんにく
- 鷹の爪
- パセリ
になります。
塩味とあさりの出汁が効いていて、非常に美味でした。
鷹の爪が少々多めに乗っていますが、後乗せだったため見た目よりは辛くありません。
サーモンと野菜たっぷりのシーザーサラダ
こちらは私(イツキ)が担当。
緑と赤(オレンジ)のコントラストが思っていた以上にキマり、見た目も美しく、味もヘルシーで美味しく仕上がりました。
材料は
- ベビーリーフ
- ルッコラ
- トマト
- オリーブ
- サーモン
- クルトン
- 粉チーズ
- シーザードレッシング
となります。
火を通す料理と違い、切って盛り付けるだけだったのでこれは比較的短時間で用意できました。
ミネストローネ
こちらは弟が担当。
少し器に悩みましたが、白いものを使うと赤いスープが良く映えますね。
材料は
- 人参
- 玉ねぎ
- キャベツ
- カットトマト(缶詰)
- にんにく
- 塩
- コショウ
- パセリ
となります。
野菜の旨味がしっかりと出ており、個人的にはこの日作った料理の中で1番美味しかったです。
寿司
こちらは私(イツキ)が担当。
刺し身を小さめにカット。
酢飯も小さめに握り、ネタを乗せ、更にその上にポン酢ジュレを乗せました。
ポン酢ジュレは、水にゼラチンと砂糖を溶かし、その中にポン酢を加え、冷やすだけで簡単にできました。
材料は
- 酢飯
- 大葉
- マグロ
- 金目鯛
- サーモン
- ブリ
- 蒸し海老
- ゼラチン
- 砂糖
- ポン酢
- 醤油
になります。
一口サイズにしたため食べやすく、ポン酢ジュレの酸味が爽やかで、醤油で食べる寿司とは一味違う味わいです。
ポン酢ジュレは少々甘みが強いので、塩気が欲しい場合は醤油を足すと更に美味しくなりました。
ちなみに器として使用しているまな板皿は、年末年始に世田谷で開催している「世田谷ボロ市」で歩き回って探し回ってようやく見つけることとができた1品。
ボロ市は中古品ばかりが売り出されているイメージが強いですが、普段ネット販売もしていないような陶芸家の方も多数出品されています。
こういった食器を探すのにはいい機会だと思います。
最後に
というわけで全景。
ちゃっかり以前記事で紹介した「薩摩切子」が写り込んでいますね。
ラベルが後ろを向いていてわからないかもしれませんが、写っている青い瓶は松竹梅白壁蔵「澪(みお)」というスパークリング清酒です。
日本酒好きの私としては邪道だと思っているフシがあり、今まで飲んだことがありませんでした。
ですが、何やら世間では流行っているという話を弟から得たので、物は試しと買ってみました。
一口飲んで、なるほど、これは女性にウケる。
ほどよい甘さが爽やかで、スパークリングなので喉越しもすっきり。
なにより日本酒独特の酒臭さがまったくないので、非常に飲みやすく仕上がっていると思います。
個人的には「マッコリ」に近い感覚だなと思いました。
これをきっかけに日本酒を飲むことに繋がれば、日本酒業界も盛り上がり日本酒人口が増えることは大歓迎なので、宝酒造(澪の販売元)さんには是非とも頑張っていただきたい!
澪の後は、お気に入りの「日本酒2銘柄」もいただきました。
二兎 純米大吟醸 雄町四十八
精米歩合:48%
アルコール度数:16度
日本酒度:非公開
酸度:非公開
まずはこちら。
「にと」と読みます。
愛知県岡崎市の丸石醸造のニューブランド。
大吟醸らしいふくよかな甘みと、鼻を抜けるフルーティで芳醇な香りが飲む者を幸福感で包んでくれます。
非常に飲みやすいため、どんどん酒が進み、気づいたらでき上がっているという怖い日本酒です。
初心者の方にはぜひ大吟醸をオススメしたい。
屋守 純米おりがらみ
精米歩合:55%
アルコール度数:16度
日本酒度:+2
酸度:1.4
続いてはこちら。
「おくのかみ」と読みます。
東京都東村山市の豊島屋酒造、私が別格で贔屓にしているブランドです。
こちらも果実感が強く、またおりがらみ(白い濁り)のため米の旨みが詰まっており、ツンと抜ける酸味の中に、深いコクを感じます。
大吟醸に比べると日本酒らしい臭みもありますが、屋守はこれ以外にも様々な種類があるため、自分の好みを見つけ出す楽しさもあります。
どれを選んでもまずハズレはありません。
映える料理に挑戦してみた感想
さて、最後は日本酒の感想ばかりになってしまいましたが、料理初心者の男2人が挑んだ「映える」料理。
もちろんすごい人の腕前に遠く及ばない事は、重々承知しています。
ですが初めて真剣に作った割に、そこそこ見れて美味しいものができたのではないかと自画自賛しております。
また今回料理をする上での企画や工程がすごく楽しかったので、今後も不定期に料理を作って披露できればなと思います。
回を重ねる毎に腕前もきっと上がっていくはず!