私の趣味の1つとして「アクアリウム」というものがあります。
読者の方も少なくとも一度は耳にしたことがあると思います。
要は水そうに魚や水草を入れて、育成・鑑賞を楽しむというやつですね。
今ある水そうは独身時代のマンション、同棲・結婚時のマンション、戸建てに引っ越し後もそのまま使用しています。
歴としては8年近くになるのですが、割と放置している期間が長いといいますか、それに見合った知識や技術はあまり身に付いていなかったりします笑。
子どもが生まれてからは特に時間を掛けることが難しくなりました。
正直なところ戸建てに引っ越してからは、それまで飼っていた2匹の熱帯魚を殺してしまわないようにと大事に育てているだけで、レイアウトも何もしていない状態です。
そして来るべき寿命が来たならば、一度アクアリウムの世界からは手をひこうと思っています。
その前に一度、楽しませてもらった水そうと熱帯魚たちに感謝と共に記録の意味も込めてこのブログで紹介したいと思います。
目次:お好きなところからどうぞ
ネイチャーアクアリウムとは
水草を育てることで水槽の中に良好な環境をつくり、さらに魚やエビなどの生き物を一緒に育てることで
出典:ADA - ネイチャーアクアリウムとは
自然の生態系を再現するネイチャーアクアリウム。
それは、自然の美しさと調和のとれた環境が融合して創られる独自の世界。
健康に育った水草が生い茂り、色とりどりの熱帯魚が泳ぐ美しい水景は、人の心も癒やしてくれます。
GEX Glassterior EDGE
「ジェックス グラステリア エッジ」と読みます。
アクアリウム始めたいなーと思っていた頃、とあるお店でこの水槽を見つけ、一目惚れして即購入。
現在ネット上では取り扱いがないようで、もし今欲しい方がいても入手が難しいかもしれません。
ただ似たような水槽「グラステリアキューブ」はありますので、そちらのほうが良いかと思います。
なぜならこの水槽、見た目は抜群に良いのですがルックス全振りのためメンテナンスが本当にやりにくい!
水槽上部の入り口が本体幅よりかなり狭まっているため、手を入れて掃除するのが一苦労でした。
なので完全に初心者向けではなく、そこは購入後に後悔しました。
ですが見た目はやはり抜群によかったので、インテリアとしての性能を存分に発揮し、結果的には買えてよかったと思っています。
初期設置
同時に購入した水槽台の上に、初めて設置したときの画像です。
独身時代のマンションですね。
水槽ギャラリー
時系列は特に関係なく、実際に諸々セッティングした水槽のギャラリーとなります。
この水槽はライトを点灯すると特に映えたため、暗めの画像が多いかもしれません。
飼っていた熱帯魚は後で詳しく紹介しますが、カージナルテトラ、ゼブラダニオ、アカヒレ、ラスボラ・エスペイ辺りが写っています。
ボトルアクア
ボトルアクアにも一時期手を出しました。
引っ張り出してきた梅酒用の瓶をよく消毒。
ソイルと流木、水草を入れて魚はアカヒレを入れたのですが、やはり水質を維持するのが難しく長期間は継続できなかった思い出です。
飼ったことのある熱帯魚
以上が水槽のギャラリーとなります。
お気付きの通り、あまりいろんな挑戦はできませんでした。
本気で取り組むと莫大な費用がかかってしまいます。
また、水草の中にはCO2や光量をかなり必要とするものが多く、それらの設備を取り付けようと思うと狭いマンションでは限界があります。
そのため「可能な限りコンパクトで手軽に楽しめるようにした」結果となります。
さて、ここからは実際に私が購入し飼ったことのある熱帯魚たちを「飼いやすさ」という観点で紹介したいと思います。
1種類ずつ見た目はもちろん、性格や飼い方が異なるので突き詰めていくと本当に面白い世界です。
第11位 ヤマトヌマエビ
分布:マダガスカル、フィジー、日本
最大体長:5cm程度
水温:20~25度
水質:弱酸性~弱アルカリ性
飼いやすさ:★☆☆☆☆
まずは「ヤマトヌマエビ」というエビの紹介です。
後に紹介するコリドラス同様「水槽のお掃除屋さん」としても有名です。
透明の体が美しく、せわしなく足を動かし苔を食べる姿が大変面白い。
見た目に反して水質にうるさい生体です。
飼う際は注意深く気をつけることが必要です。
第10位 アベニーパファー
分布:インド、スリランカ
最大体長:3cm
水温:22~25度
水質:弱酸性~弱アルカリ性
餌:赤虫
飼いやすさ:★★☆☆☆
「アベニーパファー」は私が一番最初に飼った熱帯魚です。
この魚を飼いたかったために、アクアリウムを始めたと言っても過言ではありません。
見た目の通り、超小型のフグです。
そしてフグには珍しく淡水で生きることができます。
餌が「赤虫」なので冷凍されているものを毎回解凍し与える必要があるため、飼育には少し手がかかる魚です。
フヨフヨと水中を泳ぐ姿が可愛らしく、最近では女性にも人気があるようです。
ですがその姿とは裏腹に、攻撃性が高く歯が鋭いため他の魚と混泳させると尾びれを噛みちぎってしまう恐れがあるので注意が必要です。
混泳自体を避けたほうが良いかもしれません。
第9位 スカーレットジェム
分布:インド
最大体長:3cm程度
水温:20~25度
水質:弱酸性~中性
餌:赤虫
飼いやすさ:★★☆☆☆
名前の通り、鮮やかな赤色が大変美しい「スカーレットジェム」。
環境が良くなるとその赤みがどんどん増していきます。
おとなしくじっとしていることが多いため、綺麗な姿を堪能できます。
ちなみにメスは地味な色をしており、あまり人気がありません。
餌はアベニーパファー同様、赤虫を与えると食いつきがよかったです。
第8位 コリドラス
分布:アマゾン川、東南アジア
最大体長:10cm程度
水温:20~28度
水質:弱酸性~中性
飼いやすさ:★★★☆☆
一言で「コリドラス」と言っても、実はものすごく種類の多いこの魚。
種類によって人気度が全然違うため、単価も跳ね上がります。
「水槽のお掃除屋さん」として飼う人も多いです。
地面を這うように泳ぐ姿が可愛く、特徴的なひげは水槽環境で長さが変わります。
短くなると汚れている、長く伸びると適切な環境と言えるため一種のバロメータになるかもしれません。
第7位 ゼブラダニオ
分布:インド
最大体長:5cm程度
水温:20~26度
水質:弱酸性~弱アルカリ性
飼いやすさ:★★★☆☆
縦縞が特徴的で美しい「ゼブラダニオ」。
体長も大きめで水槽の中での存在感は抜群です。
また性格も活発な個体が多く、スピードを出して泳ぐ姿を楽しめます。
そのためか他の魚を追い回すことも多く、のんびりした性格の魚と混泳させると疲れさせたり弱らせてしまうことがあるため注意が必要です。
第6位 ネオンテトラ
分布:ペルー - アマゾン川
最大体長:4cm程度
水温:20~28度
水質:弱酸性~中性
飼いやすさ:★★★☆☆
誰もが知っている熱帯魚の1つであろう「ネオンテトラ」。
1匹あたりの単価が安く、青と赤のコントラストが美しいことから人気です。
私も大量の個体を購入し、飼っていた経験があります。
買ってきた当初は体も小さく、弱っている個体も多いため全てを長生きさせるのは相当困難な印象。
群泳する姿は一見の価値ありです。
第5位 ラスボラ・エスペイ
分布:タイ、カンボジア
最大体長:4cm程度
水温:22~28度
水質:弱酸性~中性
飼いやすさ:★★★☆☆
オレンジ色の中にある黒いラインが特徴的な「ラスボラ・エスペイ」。
その形が「三味線のバチ」に似ていることから通称「バチ」とも呼ばれています。
わが家でも「バチちゃん」と呼んでいました。
ちなみにラスボラはエスペイ以外にも種類が大変多いため、選ぶ楽しさもあります。
第4位 ネオンドワーフレインボー
分布:イリアンジャヤ北部 - マンベラモ川
最大体長:6cm程度
水温:20~25度
水質:中性
飼いやすさ:★★★★☆
この魚は体が青く輝き、美しいオレンジ色のヒレを持っているため人気が高いのが「ネオンドワーフレインボー」です。
特にオスは成長すると体が大きくなるため、その輝きが一層増し飼育の喜びを感じることが出来ます。
スカーレットジェム同様、メスは地味ですがオスと混泳させると寄り添うように泳ぐ様子が見られ、非常に可愛らしい。
ちなみに現在わが家に2匹残っているのは、この魚のオスメスだったりします。
かれこれ3年以上は生きているので、強く長寿であることがわかります。
第3位 メダカ
分布:アジア
最大体長:3.5cm程度
水温:15~26度
水質:弱酸性~弱アルカリ性
飼いやすさ:★★★★☆
日本人なら誰もが知っている馴染みのある「メダカ」。
私も田んぼで見つけた野生の個体を数匹飼っていました。
分布は広く、日本を含めたアジアの各地に生息しているようです。
アカヒレ同様、強く飼いやすい魚ですが野生では個体数が減少し「絶滅危惧種」に指定されています。
メダカの学校を見つけることは、もはや困難なのかもしれません。
第2位 カージナルテトラ
分布:アマゾン川
最大体長:4cm程度
水温:24~28度
水質:弱酸性~中性
飼いやすさ:★★★★☆
「ネオンテトラ」によく似た姿である「カージナルテトラ」。
ネオンテトラに比べ体も大きめで、赤のラインが長く発色が良いためネオンテトラの上位互換、のように認識している人も多いかと思います。
育てやすさとしてもネオンテトラに比べ、丈夫で長生きしやすい印象。
その分単価が少々高めですが、どんな水草水槽でも映えるためぜひオススメしたい魚です。
私も長期間飼っていました。
第1位 アカヒレ
分布:中国、ベトナム
最大体長:4cm程度
水温:15~25度
水質:弱酸性~中性
飼いやすさ:★★★★★
「コッピー」の名でも有名なアカヒレ。
非常に生命力が強く単価も安い魚ですが、見た目の良さは他の熱帯魚に引けを取りません。
屋外でも川や池、湖や田んぼ等にも住んでいるため見つけることができます。
水温や水質も他の熱帯魚より比較的広く対応できるため、まさに初心者向けの魚と言えるでしょう!
飼いやすい熱帯魚ランキングのまとめ
11種の熱帯魚を「飼いやすさ」を観点としたランキング形式で紹介してみました。
改めて以下にまとめます。
- アカヒレ
- カージナルテトラ
- メダカ
- ネオンドワーフレインボー
- ラスボラ・エスペイ
- ネオンテトラ
- ゼブラダニオ
- コリドラス
- スカーレットジェム
- アベニーパファー
- ヤマトヌマエビ
見た目、丈夫さ、飼いやすさ、価格の安さでトップなのはやはり「アカヒレ」で文句なしですね。
初心者の方で迷ったらまずは「アカヒレ」を選んでみてください!
まずは飼いやすい熱帯魚から始めて、アクアリウムの世界を楽しもう!
今は時間を取りにくくなったことで、残念ながらアクアリウムの世界から遠ざかってしまっています。
ですが、熱心な頃は水槽が綺麗にセットできた時、魚が気持ちよさそうに泳いでいるのを見た時は達成感がありました。
よく水槽を見ながらお酒を飲むという楽しみ方もしていました。
自分で一から作る、というのももちろんですが水槽レンタルのサービスもあります。
インテリアとしてもその価値は高いですし、癒やしの効果もありますので
興味を持った方には、ぜひアクアリウムの世界を覗いてみることをオススメしたいです。