自宅や保育園、幼稚園等で子どもが描いた絵ってどうしていますか?
押し入れにしまうのももったいないし、その後日の目を見る機会もなさそう。
かといって一つずつ額に入れるのもお金がかかるし、出し入れが面倒。
わが家もそんな悩みを抱えており、どうしようかと考えた結果、1つのアイディアを思いつきました。
ポスターハンガーを自作してはどうだろう?
ググったところ、まさに理想とするブログ記事を見つけましたのでこちらを参考に作ってみることにしました。
ちなみに参照元の記事では木材のカットや、穴を開ける際、電動工具を使用する前提となっています。
ですが私はそこまで本格的にDIYを始めていないので、すべて手作業で作る方法、として紹介したいと思います。
目次:お好きなところからどうぞ
必要なもの
- 木材:90cm×1本
- 小型ノコギリ:×1
- ねずみ刃ギリ:×1
- ステイン:×1
- ステイン用ハケ:×1
- マグネット:8個入×1
- 接着剤:×1
- ヒートン:×2個
- 麻ひも:×1
次から1つずつ各材料を説明していきます。
木材
90cm×3cmの木材が理想的です。
ホームセンターやDAISO(ダイソー)でも売っています。
私はどちらの木材も使用して作ったことがあります。
しっかりしているが、加工が少し大変なのがホームセンター、脆そう(傷が付きやすそう)だが、加工が楽なのがダイソーでした。
もちろんダイソーは100円なので、価格的にもお手軽です。
ホームセンターだと300円くらいでした。
どちらにするかはお好みで。
今回使用しているのはホームセンターで購入したものです。
なお、木材をカットする時にポスターハンガーを大型にするか小型にするかを選べます。
大型にする場合は45cmにカットします。
小型にする場合は22.5cmにカットします。
今回は「小型」サイズを作ります!
小型ノコギリ
木材をカットする際に使用するノコギリです。
電動ノコギリなら一発でスパッと楽ちん。
ですが私は持っていないのと、大きいものを買っても置く場所に困るので画像のような小さいものを購入しました。
たためるので収納にも便利です。
ねずみ刃ギリ
「ねずみ刃ギリ」という特殊なキリです。
ポイントなのが「6mm」であるということ。
これが後述するマグネットの直径とピッタリの大きさ。
なのでこれより小さいと入りませんし、大きいと抜けやすくなってしまいますので「6mm」のものを用意してください。
ステイン
ステインはホームセンターに行けば各種様々なものが売られています。
今回私はステインを塗るのが初めてだったということもあり、「アサヒペン」の「WOOD GEL STAIN」を購入してみました。
初心者でも簡単に塗れそうです!
ステイン用ハケ
前述のステインを塗るために購入しました。
ですが、結局今回は使用しませんでした(布で塗ったため)。
別で木製の椅子をこのハケで塗ったのですが、その際は使いやすく上手く塗れました。
手をできるだけ汚したくない場合は、やはりハケを使うのが楽でいいですね!
マグネット
ダイソーでも「Seria(セリア)」でも売られているので、お求めやすいほうで。
当然ながら価格は一緒ですが、表記だと多少磁力が異なるみたい?
作る際は特に影響ありませんのでご心配なく!
接着剤
私はこの「万能ボンド」というものを購入し使用しています。
または参照元記事(ROOMIE)でも紹介されている
「ボンド 超強力接着剤 ウルトラ多用途 SU レギュラー 25ml」
でも良いかと思います。
要は、木材とマグネットを接着できればいいのです。
穴をマグネットの幅ギリギリに開けるので、それだけで強く埋め込む形になるためあまり強力な接着剤は必要ない、と私は思っています。
ヒートン
こちらもホームセンターで購入したもの。
サイズは特に指定ありませんが、見栄えに影響するので大きいものでも面白いかもしれません。
麻ヒモ
こちらはセリアで購入。
ポスターハンガーを掛ける紐なので、こちらもお好みのもので。
私はナチュラルテイストにしたかったので、麻ヒモを選びました。
製作工程
木材カット
ここでは切断中の風景は割愛しますが「22.5cm」にカットします(大型なら45cm)。
画像では90cm木材を3本分使用したため、12分割になっています。
1本なら4分割になるはずです。
気になる場合はヤスリがけしてください。
穴あけ
画像のように各木材につき2つずつ「ねずみ刃ギリ」で穴を開けます。
間隔は「7.5cm」ずつ (大型なら9cm) 。
ポイントは貫通しないように慎重に作業することと、あらかじめマグネットの厚みを把握しておくことです。
着色
さきほど述べた通り、ハケは使わず「いらない布」で塗りました。
「WOOD GEL STAIN」はその名の通りジェル状だったので、染料が下に垂れたりすることなく塗れたので、初心者向きで良かったです。
裏側(マグネットをつける面)は見えないので、今回塗っていません。
今回は3セット分作成したのですが、1セットずつ重ね塗りの回数をそれぞれ増やしてみました。
上記画像の右側4本が1回塗り、中央4本が2回塗り、左側4本が3回塗りとなります。
1回塗りはさすがに他のものに比べて薄く見えますが、それ以外はあまり違いがわかりませんね。
マグネット接着
塗料が乾いたらマグネットを接着していきます。
画像のように接着剤を穴に入れ、マグネットをはめ込みます。
固くて入りづらい場合は、余っているネジの平らな部分等を使って押し込むと上手くいきます。
無理やりやると木材に傷が付く恐れがあるので、ここは注意が必要です。
また、磁石のN極とS極を間違えないようにご注意ください。
ヒートンと麻ヒモ
画像のように木材の両端に、ヒートンを回しながら装着します。
この木材は正面から見て見えない位置にくるので、少々できが悪かったものを選ぶと良いかもしれません。
私も毎回微妙なものができるのでそうしています笑。
ヒートンをつけた後は、麻ヒモを結んで完成です!
紐を長くすると、設置位置からだいぶ下がるので、それを考慮しながらお好みで調節してください。
完成版
というわけで、いよいよ完成となりました。
実際に絵を飾ってみるとこんな感じになります。
今回は撮影用に適当な壁にかけてみました。
実際には2階へ上がる階段の壁にかけて、通る際いつでも見られるようにしています。
私は以前にもいくつか作っており、その際は着色しなかったので素材の色そのままのバージョンも飾っています。
ちなみに大型版はこんな感じ。
ポスターは「niko and ...」で購入したお気に入り。
お金の話
- 木材:100円
- 小型ノコギリ:800円
- ねずみ刃ギリ:2,000円
- ステイン:1,500円
- ステイン用ハケ:500円
- マグネット:100円
- 接着剤:500円
- ヒートン:300円
- 麻ヒモ:100円
各価格はおおよそで記載しています。
初期費用としては少々かかるかもしれません。
ですが工具は別の用途でも使えます。
ステイン、接着剤、麻ヒモは消耗品ですが、すぐになくなるわけではないので毎回買う必要はありません。
ですので、木材とマグネット、ヒートン(足りなくなれば)を購入するだけで「ポスターハンガー」を作ることができてしまいます。
つまり、実質300円くらいで1つできてしまうという計算になります。
300円でポスターハンガーを作って子どもの絵を飾ろう!
このポスターハンガーは100均を利用すれば安価に作ることができます。
マグネット式なので着脱しやすいため、気軽に子供たちの作品を入れ替えることができ大変便利です。
もちろん子どもの絵以外も飾ることは可能です。
好きなポスターを壁に掛けるだけで、雰囲気が変わるのでオススメ!
着脱のたびに画鋲などで壁に穴を開けてしまう心配もありません。
以上、ポスターハンガーを電動工具を使わずに作る方法でした。
最初は少し時間がかかりますが、慣れてしまえばたくさん作ることも可能です。
DIYが好きな人、工作に興味がある人はぜひ一度挑戦してみてください!