※7月12日追記 結果が発表されました!
2019年冬に「Nintendo Switch」で完全最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』が発売されます。
ゲーム好きなら既にご存知の方も多いのではないでしょうか。
そして今回それに先駆け、小学生のバイブルでもある「コロコロコミック」である企画が発表されました。
それがこちら。
内容はリンク先の「コロコロオンライン」サイトに書いてある通りですが、こちらにも記載しておきます。
目次:お好きなところからどうぞ
わざの性能
ぶんるい:とくしゅ
いりょく:140
効果:大ダメージをあたえるが、自分のHPを半分削る
わざ名の条件
- ひらがな、カタカナ、英語、数字で8文字以内
- すでにゲームで登場しているわざの名前は不可
応募方法
- 月刊コロコロコミック5月号についている応募ハガキが必要
- 応募期間は4月15日(月)から5月10日(金)必着
「りゅうせいぐん」の前例
「りゅうせいぐん」というわざがあります。
分類:特殊
威力:130
命中:90
PP:5
このわざ、今でもドラゴンタイプのポケモンが使う「強力なわざ」として現役で活躍している一線級のわざです。
このわざは過去に今回同様の企画で、応募により小学生の案が採用されたという経緯があります。
その際の応募総数は約10,000。
さらに同案15人の中から1人が選ばれたようです。
つまり当てに行く、と考えた場合この「りゅうせいぐん」を参考にするのが良さそうです。
「りゅうせいぐん」の企画が行われたのは第4世代と言われている「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」。
パッケージに描かれていたのは「ディアルガ」と「パルキア」で、この2つの伝説ポケモンは「りゅうせいぐん」を覚え、使うことが出来ました。
ということは今回も同様に「ソード・シールド」のパッケージに描かれている伝説ポケモン?が覚えられるわざなのではないか、と予測できます。
ちなみにこの「りゅうせいぐん」、漢字にすると「竜星群」となるそうで既存の単語である「流星群」の「りゅう」とドラゴンをうまい具合にかけています。
また単語の持つ壮大感、ボス感、高威力感、絶望感を上手く利用しており短い単語の中に複数のエッセンスが入った、センスのいいわざ名だということがわかります。
これは採用されるのも納得の出来。
- 小学生でもわかりやすい単語
- パッケージに描かれているポケモンが覚える
- ユニークな名前である(既存単語の組み合わせでない)
- タイプに関する単語がわざ名とかかっている(りゅうせいぐんなら「りゅう」)
- 壮大感、ボス感、高威力感、絶望感を演出できる
舞台背景
新発売となる「ポケットモンスター ソード・シールド」。
舞台となる地方名は「ガラル地方」になるのですが、モデルはヨーロッパ「イギリス」と言われています。
中世ヨーロッパと言えば「騎士」。
つまり「ソード・シールド」にかかってくるわけです。
作中でもこれらを意識したフィールドや街並み、伝承やセリフが出てくることでしょう。
もちろんそれは「ポケモン」も例外ではないはず。
イギリスの歴史に詳しいわけではないので、これ以上は知識を前提にできないのですが、これらを踏まえると、以下の点を考慮したほうが良さそうです。
- わざ名は洋名(カタカナ語)
既存の「反動」わざ
現時点の最新作「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」に存在する既存のわざ。
その中の攻撃後自分がダメージを受けるいわゆる「反動わざ」にどんなものがあるか着目してみました。
わざ名とタイプだけ抽出したものがザッと以下になります。
- アフロブレイク(ノーマル)
- ウッドハンマー(くさ)
- じごくぐるま(かくとう)
- すてみタックル(ノーマル)
- とっしん(ノーマル)
- とびげり(かくとう)
- とびひざげり(かくとう)
- フレアドライブ(ほのお)
- ブレイブバード(ひこう)
- ボルテッカー(でんき)
- もろはのずつき(いわ)
- ワイルドボルト(でんき)
- はめつのひかり(フェアリー)
見ればなるほど、確かに自分がダメージを食らいそうなわざ名がついているのがわかります。
典型的なのは「じごくぐるま」「すてみタックル」「とっしん」「もろはのずつき」「はめつのひかり」あたりでしょうか。
ちなみに「はめつのひかり」はフェアリータイプのわざで、威力140と今回募集対象のわざ能力に近い。
ですが 「えいえんのはなを持つAZのフラエッテ」というポケモンの専用技となっており、そのフラエッテが未解禁のため、実質お蔵入りになっているわざだそうです。
わざ名もフェアリーらしからぬ「はめつ」ですしね、ちょっと参考にしづらい。
もう1点言えるのが上記に挙げたこれらのわざ、ほとんどが「与えたダメージの1/◯」というように、はがねタイプとして募集している今回のわざより反動が少ない(とびげり、とびひざげりはHPの1/2ですが)。
ということは、これらの反動わざよりも更に「自滅感」を強めた名前がほうが良いと言えるでしょう。
わかりやすく言うと「2発放ったら死んでしまうわざ」ですからね。
- 自滅感
既存の「はがね」わざ
「反動わざ」同様、既存の「はがね」わざにどんなものがあるか、というのも注目すべき点です。
【物理わざ】
- アイアンテール
- アイアンヘッド
- アンカーショット
- ギアソーサー
- コメットパンチ
- ジャイロボール
- スマートホーン
- はがねのつばさ
- バレットパンチ
- ヘビーボンバー
- マグネットボム
- メタルクロー
- メタルバースト
【特殊わざ】
- はめつのねがい
- ミラーショット
- ラスターカノン
今回募集しているのが「特殊わざ」なので、その抽出だけでもいいのかもしれません。
ですが傾向を見たかったので「物理わざ」も対象としてます。
はがねタイプのイメージ的にもやはり「物理わざ」の数が圧倒的。
反対に「特殊わざ」は3つしかない。
まず物理わざを見てみると、直接的な単語が使われていることがわかります。
「アイアン」「ギア」「はがね」「メタル」。
「マグネット」というのはポケモン「コイル」もはがねタイプなので本来ははがねと言えない単語も使われている点が興味深い。
更に面白いのが「コメットパンチ」。
「コメット」とはなんぞや、と調べてみると「彗星」とのこと。
つまり公式で「星関連」もはがねの枠として考えているということがわかります。
確かに「じめん」タイプではないですしね、あえて選ぶとしたら「はがね」が妥当なのかもしれません。
こうなると選択肢はかなり広がりました。
また3つしかない「特殊わざ」。
「はめつのねがい」は先程の「はめつのひかり」同様、はがねらしからぬわざ名。
「ミラーショット」は鏡ではがねを彷彿とさせます。
「ラスターカノン」は直訳で「錆の大砲」、もしくは「光沢の大砲」。
なのではがねらしいと言えばそうかもしれませんが、ちょっとはがね要素は少ない気もします。
「響き重視」のネーミングでしょうか。
- わかりやすい単語は避ける(ユニークな名前には不向き)
- 星関連も選択肢としてアリ
- 「ラスターカノン」のように響き重視で意味後乗せもアリ
名前を考えよう
いくつもの切り口から名前を考える上で、参考にできる要素を抽出してきました。
以下にもう一度まとめます。
- パッケージに描かれているポケモンが覚える
- ユニークな名前である(既存単語の組み合わせでない)
- タイプに関する単語がわざ名とかかっている(りゅうせいぐんなら「りゅう」)
- 壮大感、ボス感、高威力感、絶望感を演出できる
- わざ名は洋名(カタカナ語)
- 自滅感
- わかりやすい単語は避ける(ユニークな名前には不向き)
- 星関連も選択肢としてアリ
- 「ラスターカノン」のように響き重視で意味後乗せもアリ
こうしてみると特に3が難しいですね。
気の利いたオシャレな名前を思いつけば良いですけど、そんな簡単には出てこなそう…。
6の自滅感も大事ですね、高威力だけど自分も食らってしまうというのが今回のわざのミソです。
2と7はほぼ同じ意味かも。
要するに一単語でズバッと名付けられるのがベスト。
こうなってくると上記に挙がっている「◯◯感」を出すには「星関連」の単語と相性が良さそうな気がします。
すごくわかりやすいのが「スーパーノヴァ」。
「超新星」という意味で、いろんな「◯◯感」を演出できていますし他の条件にも合致すると思いますが、いかんせん平凡…。
違うゲームでも見かけることが多々ありますし、応募数的にもかなり量がありそうなので避けたいところ。
ネタ枠
ここで考えている最中に浮かんだネタ枠わざ名を紹介します。
ネタ枠その1
【かじやのいかり】(鍛冶屋の怒り)
今回は「ソード・シールド」がテーマということで、それらを作るのは「鍛冶屋」。
つまりマスターなわけです。
そのマスターの怒りとなれば威力も計り知れない。
そして自滅感も演出できている。
と思ったのですが、小学生にはちょっと伝わりづらいかもということで却下。
何より全然カッコよくない笑。
ネタ枠その2
【アイルビーバック】
ご存知、映画ターミネーター2でアーノルド・シュワルツェネッガー演じる「T-800」が物語の最後で溶鉱炉に沈みながら、親指を立ててつぶやく名台詞。
溶鉱炉ということではがねにも関連がありますし、何より「T-800」がロボットなので金属そのもの。
そして自ら溶けていきますので、自滅感ハンパないどころが、まんま自滅ですし、物語の最後ということで、ボス感や壮大感も演出できています。
これはキマりか!
と一瞬思いかけましたが、まず今の小学生が知っているはずがない。
加えて別コンテンツのセリフの引用ということで、タブー感がすごい。
そもそもポケモンのわざ名がセリフって斬新すぎるだろ、ということでボツ。
いやユニークでいい名前だと思ったんですけどね…。
ガチ枠
というわけでここからは本気で考えた「ガチ枠」を紹介していきたいと思います。
ガチ枠その1
【メタルリサイタル】
妻が考えたわざ名。
「リサイタル」は「独奏会」という意味ですが、日本では「ジャイアンリサイタル」をイメージする人も多いはず。
精神攻撃を連想させることから「特殊わざ」としてマッチしています。
本来直接的な単語である「メタル」も音楽ジャンルの「ヘビィメタル」とかかっており、リサイタルともつながりがあります。
なおかつ語尾の「タル」で韻を踏むというテクニック。
ガチ枠その2
【メルトインサート】
これも妻が考えたわざ名。
メルトは「溶ける」という意味で、それを挿入するということで特殊なダメージであることをイメージさせます。
こちらも語尾の「ト」で若干韻を踏んでいる感じを出しています。
ガチ枠その3
【シルバーバレット】
これは私の案。
意味はそのまま「銀の弾丸」。
西洋ではこの武器で狼男や魔女といった想像上の「モンスター」を倒すことが出来るという信仰があり、「ガラル地方」のモデルであるイギリスとかかっています。
また「銀の弾丸などない」という述べ方で使用されることが多い。
これはつまり「銀の弾丸=万能な解決策」ということで、最強の攻撃方法であることを示唆しています。
高威力わざとしてのイメージは強いですが、ボス感に若干欠け、自滅感は薄いかも。
ガチ枠その4
【ウルトラノヴァ】
前項に「スーパーノヴァ」は超新星であると記載しました。
そして更に威力の強い(爆発エネルギーが10倍以上)「ハイパーノヴァ」という単語が存在します。
訳はそのまま「極超新星」。
このままでは平凡で流用したに過ぎないので、さらにその上の「ウルトラノヴァ」を案にしました。
もちろん造語です。
前作は「ウルトラサン・ウルトラムーン」という名前です。
この「ウルトラ」という単語は公式にも採用する際、刺さりやすいのではないか、と予測してみました。
元の単語「スーパーノヴァ」同様にボス感、高威力感、自滅感共に申し分のない案だとは思います。
ですがあまり面白みはないかもしれません。
「当てに行く」という意味では確率が高そうです。
ガチ枠その5
【ゴールドラッシュ】
その昔、アメリカで起きた「ゴールドラッシュ」からの引用。
新しく金が発見された地へ、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到すること
ゴールドとはがねの金属をかけています。
またラッシュが概念なので、特殊わざと関連付けているイメージです。
ただ、響きとしてどうしても「お金」を連想させるため、既存のわざ「ねこにこばん」にイメージが近く、ボス感や壮大さはありません。
ガチ枠その6
【ラストサテライト】
これが最後の案となる「ラストサテライト」。
まず「サテライト」ですが「衛星」という意味です。
「人工衛星」という意味でも使われるので、聞き馴染みがあるかもしれません。
そして「ラスト」ですが、この単語には色々な意味があります。
まず思い浮かぶのが「最後」。
つまり「最後の衛星」となり、規模が大きく壮大感があり、自滅感も出ています。
他には「この前の」「続く」という意味もあり、単語自体が持つ意味が多いので想像の余地が広がることもあり、魅力があります。
上記は「last」ですが、同じ読みで「rust」という単語もあり、これも「ラスト」と表記することが出来ます。
意味は「錆(さび)」。
なのではがねとの関連付けも出来ているというカラクリになっています。
新はがねわざ!君に決めた!!
さて、本気で考えたガチ枠6選が出揃いました。
おさらいすると
- メタルリサイタル
- メルトインサート
- シルバーバレット
- ウルトラノヴァ
- ゴールドラッシュ
- ラストサテライト
となります。
最後は3歳の長女にも選ぶのに参加してもらいました。
私が今回応募する「はがねタイプの新わざ名」、それは…!
『シルバーバレット』です!!
正直メチャクチャ悩みました。
私は「ラストサテライト」、妻は「メタルリサイタル」、長女は「メルトインサート」が好み。
ですが、あくまで「当てに行く」という目的に沿うならば「ウルトラノヴァ」か「シルバーバレット」が無難かつ、最有力候補だと思われます。
「ウルトラノヴァ」は既存の単語(スーパーノヴァ)から派生させた造語ですが、「シルバーバレット」は既にある言葉ですし、熟語として成り立っているので収まりが良い。
「銀」には神聖なイメージもあるので、強わざ感の演出にも優れていると判断し「シルバーバレット」にすることにしました。
自滅感については、本来存在しないはずの禁断の武器「銀の弾丸」を使うということで使用者にはそれ相応のペナルティがある、と後付けはできるかなぁ…と考えています。
早速応募
本日4月15日に「コロコロコミック5月号」が発売されましたので、 早速購入してきました。
応募ページを見てみると、冒頭で述べた制約以外の条件はないようです。
結果はコロコロ誌面で発表予定で、審査員はゲームフリーク開発スタッフ&コロコロコミック編集部となっています。
コロコロコミックの発行元である「小学館」とポケモンの開発元「ゲームフリーク」に媚を売ろうと株でも買おうと思いましたが、上場していませんでした。
残念。
やはり正攻法で勝負するしかないですね!
応募ハガキに記入して。
ポストに投函!
結果は神のみぞ知る、ならぬゲームフリーク&コロコロコミックのみぞ知る、です。
家族で当たることを祈りながら、楽しみに待ちたいと思います。
締切は5月10日(金)なので、お早めにどうぞ!
応募期間は終了しています。
ということで、今回私、この企画に全力で参加して当てに行きたいと思います!!