先日、家族3人で「ディズニーランド」へ行って参りました。
1歳半になる娘と行くディズニーランドがあいにくの雨天ということで、色々と気づいた部分がありました。
これからお子様のディズニーデビューを考えている方への参考になればと思います。
目次:お好きなところからどうぞ
出発
冒頭で述べた通り、外はあいにくの雨天。
しかも結構な本降りということで、私の頭に一瞬「中止」の二文字がよぎります。
ですがパーク内レストランを予約していること(後述します)、 平日に夫婦揃って休みを取ることが難しいという事情から決行することに。
到着後
ディズニーランドに到着したのは、開園から少し経った午前8時過ぎ。
そこからワンデーパスポートを大人2名分購入し、入園します。
入園後は予定通りベビーカーをレンタルし、雨天ということでそれにつけるレインカバーも購入しました。
パークデビューシール
娘の人生初のディズニーということで、その旨をパスポート購入時に伝えると画像のような「パークデビューシール」を貰いました。
娘の胸部分に貼って1日過ごしましたが、何かすごく特別なことがあるわけではなく、気づいたスタッフの方から
「デビューおめでとう!」
と声をかけていただきました。
限定の物品を貰えると不公平感が出たり、邪な考えを持つ大人も出てくるので些細な心遣いがプラスアルファされるというおもてなしは、非常に良いと感じました。
出費
- ワンデーパスポート×2:14,800円
- ベビーカーレンタル:1,000円
- ベビーカーレインカバー:3,500円
プーさんのハニーハント
荷物整理やベビーカーにレインカバーを取り付けたりしたため、実際にパーク内を動けるようになったのは8時半過ぎ。
ワールドバザールを抜け、最初に向かったのは「プーさんのハニーハント」。
ちかごろ娘はプーさんにハマっているということもあり、ここは必ず行きたかったアトラクション。
大人気アトラクションであることは知っていたので、ファストパスを取りに行きました。
ですが入場可能な時間帯が予約したレストランと被っており、その時の待ち時間が20分ほどだったので、これ幸いとそのまま乗ってしまうことにしました。
この時点でだいぶ小雨気味に。
待つ途中、アトラクション室内に入る前にベビーカーを専用のスペースに停める必要があるのですが、一旦列から離れるため、並ぶ前に予め停めておいてしまった方が楽ですね。
スタッフの方も特にそういう誘導はしていなかったので、スムーズに行けるのかと思っていたのですがここは盲点でした。
結果的に、後続の数名に抜かれることになったので個人的にはこだわるつもりはないのですが、気になる人はいるかもしれません。
短い待ち時間で、その後はすんなりとアトラクションに搭乗。
娘にとっては人生初のアトラクションということもあり、笑って楽しむのか、驚いて泣き叫ぶのか親の私でもまったく予想できませんでした。
結果、終始ほぼ無表情 & 無反応。
プーさんが出てくるところではちゃんと目で追ってはいましたけどね。
色んなことが目まぐるしく起こるので、頭がついていかないのかもしれません。
ということで娘よりも親が興奮して、次のアトラクションへ。
アリスのティーパーティー
次は同じくファンタジーランドにある「アリスのティーパーティー」に行きました。
ここをチョイスしたのはなんとなくですが、見ている限り自分でハンドルを回さなければ激しい動きはなく、危険度が少なく楽しめると判断したためです。
1回に乗れる定員数も多いため、待つことなく搭乗。
妻も私も回転に弱いため娘のことも考慮して、ほとんど回さなかったのですがやはりこれも娘にとっては初めての感覚。
開始から数十秒で妻に抱きついて顔を伏せてしまいました。
私も外の風景よりも娘のことばかりを見ていたので、そのせいか軽くフラフラと。
やはり回転系は苦手です笑。
この時点で雨はほぼやみました。
ハロウィンスイーツ
ここで朝食代わり?の軽食を取ることに。
「ティポトルタ(紫イモ)」と「ブラックティポトルタ(チーズクリーム&ブルーベリー)」を1つずつ購入。
クッキー生地のスティックにクリームが入っているようなお菓子です。
それぞれ360円。
味は甘さがちょうど良く私はブラック、妻はノーマルが好きなようでした。
ちょっと硬めだったのですが、娘もニコニコしながらカリカリかじっていました。
出費
- ティポトルタ:360円
- ブラックティポトルタ:360円
ミッキーのフィルハーマジック
さきほどの「アリスのティーパーティー」から見えた「ミッキーのフィルハーマジック」に入りました。
今回は雨天ということで、こういったシアターやミュージカル調のものを多く見ようと当初から考えていました。
大人だけでディズニーに来る際は、大物アトラクションばかりに目をつけ、こういった類のアトラクションにはほとんど見向きもしないのですが、普段しない選択ができるというのは、娘のおかげでもありますね。
ここも待ち時間はほとんどなく、上映開始。
オペラグラス着用で3Dの映像を楽しめる内容となっており、出だしこそ映像が少々古いなと感じましたが、広い視野(150度近くあるのかな?)での3D映像はなかなかの圧巻でした。
特にアラジンの町である「アグラバー」を疾走するシーンは、感動してちょっと鳥肌が立ったレベルです。
失敗した点としては娘がちゃんとオペラグラスを通して、3D映像を見られていたのか微妙だったところ。
メガネを通して物を見るという経験もないですし、事前情報がなかったとは言え少々反省です。
ジャングルクルーズ
ファンタジーランドから移動し、ウエスタンランドの「ジャングルクルーズ」に来ました。
最近の娘は幼児らしく「ぞうさん」「きりんさん」「ぱんださん」等、動物を見つけては名前を叫ぶくらい興味があるようなので、ぜひ「本物みたいなニセ物の動くぞうさん」を見せたかったのです。
内容としては、見慣れたジャングルの光景に、テンションの高い船長といういつもの感じでしたが娘はここでもあまり表情がありませんでした。
親が必死になって「ぞうさんだよ!」「きりんさんいたよ!」と教えたのでその方向を見ることはしますが、いつもの調子で「あ、ぞうさん!」と叫んでくれませんでした。
まぁ船に乗るのも初めてですし、リアルなぞうさんが近くにいたことに単純にビビったんでしょう。
普段テレビや絵本の中にいるものが、あのデカさで実際にいたら怖いですよね。
船長のノリが全然面白くなかったので、そこはマイナスポイント笑。
クリスタルパレス・レストラン
前述の予約したレストランでランチです。
洋食のブッフェスタイルでした。
「ディズニーキャラクターブレックファスト」というのが同レストランで朝実施されており、WEB等を通じて事前に予約することができます。
ですが予約可能な日に張り込んでいたにも関わらず、時間になるとサーバー混雑、やっと画面が表示された頃には満席になっているという、ディズニーの恐ろしさを垣間見た瞬間でした。
「ディズニーキャラクターブレックファスト」とは読んで字の如く、各席にディズニーキャラクターが挨拶しに来てくれるという子どもにとっては鼻血ものの興奮イベント。
ぜひわが娘にも味あわせてやりたいと思いましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした。
ガチの人はマジでプログラムでも組んで、自動予約システムでも構築してるんじゃないかと疑うレベルです笑。
価格は大人が3,090円と少々お高め。
ソーセージがミッキーの形になっていたりと、ディズニーならではの演出はありましたが、クオリティ等トータルで考えてもちょっと高いかなというのが正直な感想です。
まぁ快適に過ごせましたし、娘も普段食べられないものをお腹いっぱい食べることができて満足そうなので、席代とブランド代ということで納得します。
補足で11時頃から始まったパレードを、レストラン内の窓から見ることができました。
予約をしておけば、景色の良い窓際の席に案内されるはずなので、ゆっくりと食事をしながらパレードを眺めたいという方にはオススメできると思います。
出費
- ブッフェ×2:6,180円
ウエスタンリバー鉄道
昼食後は再びアドベンチャーランドに戻り、ジャングルクルーズの2Fに位置する「ウエスタンリバー鉄道」に乗りました。
昼食後ということで軽めのアトラクションのチョイスにしたのですが、それが功を奏したのか、娘はスヤスヤと眠っておりました。
なのでちょっと怖いかなと危惧していた終盤の恐竜ゾーンは華麗にスルー。
乗客の他の子は「恐竜が怖いよー!」と大泣きしていましたが、娘が見ていたらどう感じたのか気になるところです。
今までの傾向からなんとなく動じなさそうな気もしますが…。
一部とは言え、パーク内を高い位置から眺めることができるので、遊びに来たら毎回1度は乗っておいて損はないアトラクションですよね。
スーパードゥーパー・ジャンピンタイム
さて次はどうしようかと歩いていると陽気な音楽が聞こえてきたので、覗いてみると「スーパードゥーパー・ジャンピンタイム」がやっていたので立ち寄っていくことに。
これはステージが用意されていて、その上でキャラクターたちがショーを行うというもの。
基本立ち見のため、人だかりの後ろから眺めていた形になりましたが、娘には父の肩の上という特等席を用意しました。
それまではとまどいか緊張のために表情が固めだった娘。
大好きなミッキーが目と鼻の先で歌って踊っている光景をみたおかげか、笑顔で手を叩いていたようです(私は見えないので妻談)。
各キャラクターがそれぞれのパペットを持っているのですが、可愛くてグッズ購入意欲をそそりますね。
ディズニーは本当に可愛いと思うものを作るのが上手いです。
グーフィーのペイント&プレイハウス
次は一気にパークの反対側、トゥーンタウンの「グーフィーのペイント&プレイハウス」へ。
4つほど装置が用意されていて、レバーを操作することでグーフィーの部屋の中をペイントするアトラクションですが、回によって終了時の仕上がりが異なるようですね。
あれって最近話題のプロジェクションマッピングの技術の応用だと思うのですがよくできていますよね、素直に感心しました。
ただアトラクションというよりはミニゲーム寄りだと思うので、終わったらはい次の人ー、みたいな感じで流れ作業感があり、コンセプト自体はあまりよくわからなかったのが少々残念に感じた点です。
ミニーの家
グーフィー宅の流れで次は「ミニーの家」へ。
ここはアトラクションではなく展示されたもので世界観を楽しむところですね。
子どもが見たらなかなか憧れる作りになってるんじゃないかなぁと思います。
でも、ミッキーに次ぐ準主役キャラクターの家なのだから、もうちょっと楽しめる要素があってもよかったんじゃないかなと感じました。
娘は食洗機のボタンを連打しながら、興味深く中を覗き込んでいました。
ロジャーラビットのカートゥーンスピン
トゥーンタウンのアトラクションにはあまり縁がなかった筆者ですが、このアトラクションには以前乗ったことがありました。
動きも結構激しめで、演出も派手。
小さい子にはどうかなぁと思ったのですが、娘本人はケロッとしてました。
有名な「ポケモンフラッシュ」みたいな演出があったので心配になりましたが、私がちょっと心配性すぎるんですかね笑。
ヒューイ・デューイ・ルーイのグッドタイム・カフェ
喉の渇きと空腹を感じたので、ひと休憩することに。
ここではミッキータピオカドリンク(サワーホワイト)と、娘にはミルクを注文。
子どもの頃タピオカを飲んだ(食べた?)時には、あまり美味しいとは感じませんでしたが、大人になると、なかなかこういうのもありだなと思えるようになりました。
タピオカがミッキーの形になっているのがニクいですね、というか技術がすごい。
出費
- ミッキータピオカドリンク(サワーホワイト)×2:660円
- ミルク:190円
ホーンテッドマンション
トゥーンタウンを出てからは大人気アトラクション「ホーンテッドマンション」へ。
私自身もこのアトラクションはランドの中で特に好きなアトラクションなのですが、今回はハロウィンバージョンになっていました。
コンセプトが大幅に変更され、主軸は「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」になっており、登場するキャラクターもジャックやゼロ等可愛らしいものになっていました。
クオリティは高いですし、バリエーションの一つとしてありだとは思いますが、個人的にはやはり従来のほうが良いと感じました。
それこそ子供の頃から何度も見ている同アトラクションです。
中に広がる世界観やリアルな幽霊に、なぜこの人は棺桶から出ようとしているのかだとか、やせ細った犬に飯を食わせてあげたいとか、そういう思いを馳せていたこともあり、余韻も含めて非常に秀逸なアトラクションだと思っていました。
ハロウィンバージョンではキャラクターが主体になっているので、目で見て楽しむ、それ以上に見る側が想像できる余地がないので物足りなさがありました。
キャラクターを楽しむか、リアルな不気味さを楽しむか、その辺りは各個人の割り切りが必要なのでしょうね。
娘は搭乗する直前に眠りの世界へと旅立ちました。
カリブの海賊
アドベンチャーランドにある「カリブの海賊」にも行きました。
全体的に暗く演出も結構怖いものがあるため、幼児には刺激が強いのではと当初は反対していたのですが、これまでの娘の動じなさから問題ないだろうと判断。
出だしの落下には少しびっくりした様子でしたが、その後の演出は怖がる様子もなく興味深く見ていました。
それにしてもジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)はよく出来ていますね。
あの世界観の中で動いていると、まるで本人がいるかのような錯覚に陥ります。
終盤の海賊同士が撃ち合う中を進むところでは、子どもの頃怖くて弾が当たらないようにずっと頭を低くしていた思い出があります。
大人になってさすがに頭は下げませんでしたが、怖く感じている自分がいるのに驚きました。
やはり人間の本質というのはそう変わらないものなんですね笑。
スティッチ・エンカウンター
そして最後のアトラクション。
2015年7月に始まった同アトラクション、当然妻も私も初めてなので楽しみにしていました。
前身であった「ミクロアドベンチャー」に追悼を捧げつつ、アトラクションを堪能。
内容はネタバレになるので詳しくは書きませんが、非常によくできていると感じました。
実際の観客(我々)と画面越しにスティッチと会話を進めていく形式になっています。
「夢の国」のアトラクションにこういう言い方するのはどうかと思いますが、まず台本の出来が秀逸です。
ディズニーにある「笑い」ってよく言えば無難というか万人受けするように作られているじゃないですか。
悪く言えば「スベる」前提の話の流れにしがちな印象。
ですが、同アトラクションは芸人か専門の脚本家でもつけたんじゃないかと思うくらい、攻めた笑いをとっていました。
小さい子どももやり取りに笑っていましたし、大人も思わず笑ってしまう、そんな高度な内容になっていました。
スティッチ役の方の演技も素晴らしいと思います。
あれは相当訓練を積まれていると見受けられます。
(妻はAI凄いねと言っていました、さすがにそれはない笑)
また技術の進歩にも感心しました。
先述した「ミクロアドベンチャー」は3Dかつ、風や水等といった五感を刺激するアトラクションでしたが、見新しかったのも今は昔の話。
これだけ3D映画等が普及した現代では、斬新だった映像も古臭く感じますし、そういった背景もありアトラクションが入れ替えになったのかと邪推しています。
アニメーションのクオリティも高いですし、観客の顔写真を即座に加工しコンテンツの一つとしてみんなが楽しめる形を作り上げることができており、さすがはキングオブエンターテインメント、ディズニーといったところです。
肝心の娘ですが、おそらく言葉の意味はほぼわかっていないとはいえ、スティッチの一挙手一投足、周囲の客の笑い声につられてか声を出して笑っていました。
親である私自身も非常に楽しめましたし、今日イチの娘の笑顔を引き出せたスティッチに感謝です。
行くのをやめたアトラクション
- イッツ・ア・スモールワールド
- ミッキーの家とミート・ミッキー
- 空飛ぶダンボ
- ワンス・アポン・ア・タイム
これまでに述べたように、それなりの数のアトラクション、ショーを楽しむことができましたが諸事情であえなく断念したものもあります。
イッツ・ア・スモールワールドは改装中?とのことで、そもそもやっていなかったので不可抗力。
ミッキーの家とミート・ミッキーは、娘のために是非にと思っていたのですが待ち時間が60分ほどと他のものに比べ長かったので、断念。
(小さい子だとこの程度でもきついです)
空飛ぶダンボは天候のため、やはり小雨でも雨の中では厳しいものがありました。
最後のワンス・アポン・ア・タイムはプロジェクションマッピングを用いたショーで、前評判の良さから夫婦共々、ぜひ見てみたかったのですがお互いの疲労度と時間が少々遅め、雨天ということで娘の体力も考慮してやめることにしました。
雨の日でもディズニーランドは子どもと一緒に十分楽しめます!
最後にワールドバザールで自宅用のお土産を購入して帰宅しました。
ミッキーのぬいぐるみとマグネットです。
マグネットは冷蔵庫に貼りましたが、ぬいぐるみは娘が「ビッキー!ビッキー!」と叫びながら抱きしめて毎日可愛がっています。
まとめと言いつつ、書きたいことは全てこれまでに述べたのですが行くまでに感じていた不安要素である
- 雨天でも楽しめるか
- 1歳半でも楽しめるアトラクションはあるか
- 娘が過度に怖がって収集つかなくなることはないか
といった点はまったく問題ありませんでした。
もちろん娘個人の問題もあるので、一概にみんなそうであるとは言えません。
しかしそれを実現できるディズニーのポテンシャルと、スタッフのホスピタリティの高さで家族一同楽しく、快適に「夢の国」を満喫することができました。
最後に、本日の出費をまとめます。
何かの参考になれば。
出費まとめ
- ワンデーパスポート×2:14,800円
- ベビーカーレンタル:1,000円
- ベビーカーレインカバー:3,500円
- ティポトルタ:360円
- ブラックティポトルタ:360円
- ブッフェ×2:6,180円
- ミッキータピオカドリンク(サワーホワイト)×2:660円
- ミルク:190円
- 水(自販機):210円
- テリヤキチキンレッグ×2:1,000円
- ミッキーワッフル(ストロベリー&カスタードソース):450円
- チュロス(メイプルパンプキン):310円
- ミッキーぬいぐるみ:1,700円
- マグネット:700円
総合計:31,420円
天候は、行きと帰りこそ雨に見舞われましたが、パーク内ではほとんど曇りであるという不幸中の幸いだったこともありさほど不便さは感じませんでした。
(雨の日ディズニー、と書いたのに恐縮ですが…)
いつになるかは未定ですが、次は「ディズニーシー」に行きたいですね。
お世話になったディズニーランドスタッフの皆様、ありがとうございました。