2019年8月、あの「クラッシュ・バンディクーレーシング」のリメイクである「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!(以下CTR)」が遂に発売されました!
私も今年の4月に記事を出し、それからこの日までずっと楽しみにしてきました。
そして発売日当日に購入し、そこから約1日プレイしてみました。
ちなみに今のプレイ状況はこんな感じ。
おはなしモードはクリアし、各コインやトロフィーを集めているといった状況です。
プレイしてから1日ほどしか経っていませんが、その中で旧作ファンであった私がリメイクと比較して良いと感じた点、気になる点をガンガン挙げていきたいと思います。
購入しようかどうか迷っている方、プレイ中で他の人がどう感じているか気になる方はぜひ参考にしてみてください!
結論から言うとこのゲームは「最高」です!
- 旧作「クラッシュ・バンディクーレーシング」をやりこんだ
- リメイク作品がどんなものか気になる
- リメイクを既にプレイ中で、他の人の意見が気になる
目次:お好きなところからどうぞ
旧作と比較して「良い点」
まずは「良い点」から。
素晴らしいクオリティでリメイクされています。
美麗なグラフィック
今回のリメイクの肝であるグラフィック。
当然PS1時代から大幅に強化され、すべてが鮮明で美麗になっています。
岩肌や樹木のテクスチャ、流れる水もそうですし、各コースに配置されているオブジェなんかも細かく描かれているので世界観がきちんと表現されています。
子どものときに遊んだCTRがスペックの高い現行機で再びプレイできる、というのは本当にありがたいことですし感動です。
爽快感が健在
CTRと言ったら、これを無くしては始まりません。
爽快感。
リメイクが発表されたとき、ここをきちんと表現してくれるのかが正直不安でした。
というのもリメイク作品は、グラフィックは良くなったけれどその代わりにもっさりしてしまった、とか快適度がいまいち、という話は割とよく聞くからです。
ですが、プレイしてみてその不安は完全に払拭。
原作と同等、いやグラフィックが向上している分さらに爽快感が増しているかもしれません。
特にターボを連鎖したときの特攻感は別のゲームでは味わえないくらいの体験です。
コントローラ振動の演出が「速い」感じが出ていて良い
これは前作からの踏襲なのでリメイクされたから、というわけではないかもしれませんが。
ターボがかかるとき、ジャンプしたときなどにコントローラが振動するので自分のカートが「速い」と体感できます。
視覚からでなく振動も体験の1つに入るこの演出はやはりとてもいいものですし、特にこのゲームに向いていると思いました。
元作品のコースを忠実に再現
まだ全てのコースをプレイできたわけではないですが。
散々プレイした旧作の感覚は頭にこびりついています。
それと照らし合わせても、コースを走ってる最中違和感を感じることが一切ない。
景色もそうですし、このくらいの速度で何が見えてくる、どこでカーブする、それが完全に一致するので走っていて気持ちいい。
開発チームはおそらくこの再現にかなりの労力をかけたと思われます。
私のように旧作をやりこんだ人からすると、少しでも違和感があると気持ち悪くなってしまうでしょうからね。
ですので旧作を大事にして、このクオリティまで高めた開発チームを本当に尊敬します。
小技が健在
ゲームをやり込む上で、小技というのが存在します。
スタートダッシュとか。
コースアウトして復帰したあとに、タイミングよくアクセルを踏むとターボがかかるとか。
旧作をやった人なら当然知っている小技をあますことなくリメイク後も取り入れてくれていたので、それが嬉しかったです。
リメイクから入った人とのアドバンテージにも多少なりますからね。
「俺はこんな小技知ってるんだぜ」的な笑。
スキンがあるので飽きがこなくて良い
リメイクの新要素として「スキン」が実装されました。
各プレイヤーそれぞれお気に入りのキャラクターというのはいると思うのですが、やはり使っているとそれなりに飽きてきます。
そこでこのスキンを使えば、性能は変わらずとも見た目がかなり変わるので気分転換には最適です。
画像は白熊の子ども「ポーラ」ですが、スキンがアライグマになっています。
キャラクターごとにたくさん用意されているので、コレクションを集めたくなり、プレイする動機にも繋がります。
光るホイールがかっこよく、コインを集める気になる
私はまだ獲得できていないのですが、スキンの1つとして「光るホイール」というのも実装されています。
これをカートに履かせることによって、走行時にタイヤ周りがキラキラと、または光の線がでる効果が発生し、これがなかなかカッコいい。
獲得するにはゲーム内の通貨「ウンパ・コイン」を集める必要があるのですが、集める意欲を掻き立てられます。
BGMもレトロと今の両方を切り替えられる
リメイクのBGMは新しいものにもちろん刷新されています。
ですが、旧作のものも収録されているので設定画面でいつでも簡単に切り替えることができます。
旧作ファンにとってはありがたい仕掛けですよね。
私もたまに切り替えて、旧作のBGMを懐かしみながらプレイしています。
旧作と比較して「気になる点」
ここからは「気になる点」を挙げていきます。
非常に良くできた本作、すべてを褒めたい気持ちは山々ですがやはり人が作ったものですから、プレイしていると気になるところは出てきます。
ロードが長い
やはり最初にこれが挙がってしまいますね。
とんでもなくめちゃくちゃ長い、というわけではありませんがプレイしているとどうしても気になります。
サクサクとできるのが1番でそれに越したことはないですけど、現実的には厳しいですよね。
せめてもう5~10秒ほど短縮してもらえるともっと快適に遊べると思います。
視点変え「ZL」を記憶してほしい
「ZL」ボタンでレース中の視点を切り替えることができます。
私はデフォルトの視点より、少し高いところから見下ろす視点のほうがやりやすいので毎回切り替えてプレイしています。
ですが、この「毎回切り替えて」というのが地味に面倒くさい。
設定画面でデフォルトの視点を設定できるようにするか、一度切り替えたあとはその後のレースもずっと固定されるようにしてほしかったです。
これは旧作からそうだったので、改善されるといいなと思っていたのですがそのままで少しがっかりしました。
日本語フォントが微妙
クラッシュ・バンディクーシリーズと言えば、オレンジ色のグラデーションの独特なフォントが印象的ですが、やはり日本語フォントに違和感があります。
アルファベットの場合はちゃんと用意されているのですが、日本語は普通のゴシック体?をそのまま使っているようなので、これが結構違和感があり浮いて見えます。
プレイする上でなにか支障があるわけではありませんが、雰囲気というところではこだわってほしかったです。
ただプレイを続けていくうちにあまり気にならなくなってくるのも事実です。
「無重力ステーション」のショートカットなくなった?
本作のボス「N・オキサイド」と対決するコースとして「無重力ステーション」というのがあります。
本作ではほぼ全てのコースにショートカットが設定されているのですが、旧作ではこの「無重力ステーション」にもショートカットがありました。
ただ他のショートカットとはレベルが違うくらいエグい短縮ができるので、あれは開発チームが想定したものではなく、一種のバグだという声もありました。
その影響もあってか、リメイクではこのショートカットができなくなっている気がします。
ちゃんとやり込んだわけではないので、本当にできなくなっているかはわかりませんが何十回か試した限りできそうもありませんでした。
バグの修正、ということであれば仕方のないことかもしれませんが旧作ファンからするとやはり少々残念でした。
追尾ミサイルが下方修正されている気がする
数あるアイテムの1つ「追尾ミサイル」。
発射すると前方のライバルカートを追いかけていくので非常に強いアイテムなのですが、リメイクではこの性能が下がっているように思います。
発車後、前にカートがいるのに無視したりおかしな動きをすることが多い。
旧作で強すぎたから下方修正されたのかもしれません。
これは良い点なのかもしれませんが、旧作ファンからすると少し違和感があったので気になる点として挙げました。
各種声優さん(アクアクとか)が変わっているのが残念
これはねぇ…しょうがないことです。
ですが、やはり「アクアクはこの人」みたいなイメージってやっぱりあるので変更されていたことに少なからずショックがありました。
別に声に違和感はないんですけどね。
まぁ旧作が20年前の作品ですから、こればかりは本当にどうしようもないことです。
ターボコンボが無くなった?連鎖されている感じがなく不満
これは結構クリティカルな点かもしれません。
旧作では「いかにターボコンボを繋げるか」というのを大事にされていたので、画面の表示的にも何回ターボがつながったかというのが「◯コンボ」というように表示されていました。
リメイクではターボ、ターバー、ターベストの最大3回まではカウントしてくれるもののそれ以降はカウントがないように見えます。
ターボを連鎖させる、というのはコースを高速で走る上で1つのモチベーションになっていたので、システム自体がそこにあまり積極的でなくなってしまったのは残念でした。
おはなしモードのマップ、何がどこにあるのかわかりにくい
おはなしモードでプレイ中、右下に現在地を示すミニマップが表示されるのですが簡易的なアイコンのみでそれがどんなコース、どこに繋がる道なのかの表記がありません。
このゲームではどのコースをプレイするか、どのステージに行きたいかというのを目的とすることが多いので、少し不親切に感じました。
これは旧作からの踏襲なのでしょうがないのかもしれませんが、リメイクで見直してほしかったです。
おはなしモード、レース終了後に表彰台に行くのでどこにいるかわかりづらい
おはなしモードで各レースにクリアすると、表彰台に行きます。
そこでトロフィーなどのアイテムを獲得したあと、再び動くことができるのですが前項でのマップの不便さも相まって、自分がどこにいるのかわからなくなることがあります。
そのステージの各コースを順番にクリアしていこうとするときに、毎回表彰台に連れて行かれるので次はどこだっけ?と考える時間が割とストレスになりました。
唐突に「満足度アンケート」を出すのはやめてほしい
これは本当にびっくりしました。
おはなしモードでクリア後、表彰台で唐突に現れるポップアップ。
見ると「□足度アンケート」の文字が。
なんだか基本無料のソシャゲでもプレイしているようで気分よくないですし、文字化けしてるし。
はっきり言って印象良くありませんでした。
「ゲーム体験の向上」の名目のようですが、快適にプレイしているテンポを止めてまで出すポップアップではないと思います。
明らかな不具合がある
おはなしモード中、キャラやカートを変更しようと設定画面に開き、変更したあとに決定ボタンを押しても何も反応がないことがあります。
もう一度キャラやカートを変更して決定ボタンを押すと、変更が反映されるので一応それでしのぐことができますが、おそらく再現度の高い不具合だと思います。
なにげにストレスがたまりますので、パッチで早めに修正が来てくれるのを待ちたいところです。
岩などのオブジェクトの動きが早くなった
コース中、様々なトラップがあります。
中でも大岩がゴロゴロと転がるトラップは印象的ですが、その動きの速度が旧作に比べて早くなっているように感じました。
なので難易度的には上がっている?
良い点なのかもしれませんが、微妙だったので気になる点として挙げました。
タイニーの声が聞こえない
レース中、走っていると各キャラクターの様々な声が聞こえてきます。
これがみんなでプレイしている感を高め、非常に良い演出だと思っているのですが、旧作で私が好きだったのは「タイニータイガー」の声。
「タイニーこうげきぃ」「タイニーやられたぁ」「タイニーよわいやつきらい!」
などなど、特徴的でバカっぽいセリフが面白く、当時一緒にプレイしていた弟とよくネタにして笑っていました。
ですがリメイクではタイニーの声がほとんど聞こえてきません。
加速度重視のキャラなので難易度が高く、私はほとんど使わないのですが自分で使えばまた違うのでしょうか…。
ライバルカートで一緒にレースしているときにももっと聞こえたら面白かったのにな、と感じました。
「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!」は最高のリメイク作品です!
この記事では旧ファンだった私がリメイクの「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!」と比較し、それぞれ良い点気になる点を挙げてみました。
頷けたり共感できる点、人によってはあまり気にならない点様々あるかと思います。
残念な箇所としていろいろ挙げさせてもらいましたが、正直言って軽微なものが多いです。
そんなことは気にならなくなるくらい、このリメイクはよく作られていますし、開発チームには素直に感謝と尊敬の意を贈りたい、私はそう感じました。
20年前遊び尽くした方、このリメイクから新規参入しようと思っている方、購入してみて絶対に損はさせませんので、ぜひ遊んでみてください!
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