「獺祭 純米大吟醸45」
4月1日よりあの「獺祭 純米大吟醸50」が精米歩合を45%にしてリニューアルされました。
たかが5%。
されど5%!
この5%の差がどれほどのものなのか、手作りおつまみと共に味わってみましたので今回はそのレビューとなります。
目次:お好きなところからどうぞ
獺祭 純米大吟醸45
精米歩合:45%
アルコール度数:16度
日本酒度:非公開
酸度:非公開
獺祭50を獺祭45に変更いたします。
2019年4月1日より、獺祭50の精米歩合を5%下げて、獺祭45に変更いたします。
出典:獺祭の蔵元 旭酒造株式会社
精米歩合23%、39%、50%とある獺祭シリーズの中で、獺祭50は気軽に飲めるスタンダードなお酒で、一般的な酒蔵でいう普通酒の様な存在です。 ですが、気軽なお酒だから品質はそれなりで良い、安定した品質のものを効率的に作ろう、とは私たちは思っていません。
お客様に口にして頂く機会が一番多い獺祭だからこそ、昨日より少しでも美味しく、私たちの理想とする味わいに少しでも近づけたいと思っています。そのための手段として、今回さらに5%磨く事を決断しました。5%違うことで、味わいの繊細さ、きれいさがはっきりと増しています。
この変更は、私どもの規模が小さいうちは、製造原価が吸収しきれず、現実的に不可能でした。年間35000石以上の純米大吟醸を作り、精米歩合分を吸収できる今だからこそできる変更と考えております。
獺祭45を引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。
おつまみと一緒に
今回もまたおつまみを手作りし、「獺祭 純米大吟醸45」と一緒に味わいました。
食材
- 刺身盛り合わせ
- たらこ
- 大葉
- みょうが
- きゅうり
- アボカド
- セロリ
- かいわれ
- トマト
- チーズ入りはんぺん
魚のカルパッチョ
新玉ねぎを下に敷き、その上にトマト、ホタテ、マグロなどを並べます。
最後にかいわれを乗せ、オリーブオイルとにんにく酢醤油をかけて完成です。
たらこの薬味あえ
ねぎ、しょうが、大葉、みょうが、たくわん、きゅうりを粗みじんに切りたらこと和えた1品。
見た目も綺麗ですし、匂いの強い食材が多いので、口の中が色々な味になって面白い。
アボカド、かいわれ、のりのわさびあえ
スプーンですくったアボカドに、かいわれとのりを加え混ぜたおつまみ。
焼きはんぺん
バターではんぺんを焼いたもの。
本来はベーシックなもので良いのですが、チーズ入りにすることで中がトロッとして、香ばしさと相まって美味しさが相乗効果!
全景
今回作った4品のおつまみと「獺祭 純米大吟醸45」です。
このぐい呑と徳利は備前焼。
実は亡くなった祖父からいただいた貴重なものです。
今後も大切に、そして出来ることなら自分の子どもに受け継ぐのもひそかな夢だったりします。
それではいただきます!
実食
…これぞ、獺祭 純米大吟醸。
口に含むと爽やかな「梨」に似た風味が広がり、芳醇な香りが鼻を抜けます。
以前いただいた「山城屋 1st class」は純米大吟醸らしからぬ辛口淡麗だったのですが、これはそれとは真逆を行く、まさに「王道」の純米大吟醸ですね。
万人受けして全国で売れまくるのは納得の出来です。
さすがは旭酒造さんといったところでしょうか。
前述の通り香りが強く、同時に甘さも強いのでやはり味の濃いおつまみとあいそうです。
今回手作りしたおつまみの中では「アボカド、かいわれ、のりのわさびあえ」と相性が良かったです。
普通に寿司とでも美味しくいただけると思います。
「獺祭 純米大吟醸50」との違い
実際に飲み比べたわけではなく、私の記憶の中の「獺祭 純米大吟醸50」との比較なので確かなことは言えませんが、若干甘みが増していると感じています。
また、お酒自体も「トロっと」した印象が強くなっています。
日本酒的には「5%」の精米歩合はものすごい差になると思いますが、お前の舌はその違いを明確に感じ取れるのか、と言われると正直自信がありません笑。
少なくとも「獺祭 純米大吟醸50より美味しくなっている」というのは間違いなく言えるので、多少値上げされたとしてもその価値は更に高まっていると思います。
獺祭 純米大吟醸45を飲んで50との違いを確かめよう!
私の舌の実力が足りず、「獺祭 純米大吟醸50」との明確な違いはわからなかったものの、非常に旨い酒であることは間違いありませんし、手作りのおつまみも箸が進みました。
ちなみに今回作ったおつまみは、以下の本に乗っているレシピを参考に作りましたので美味しそうだな、と興味を持たれた方はぜひご一読ください。
酒に合う美味そうな料理がわんさか載っており、料理経験があまりない人でも簡単に作れるものが多いです。
日本酒と手作りおつまみの晩酌は私の生きがいでもありますので、新しい銘柄が手に入り次第、レビューしていきたいと思います!
ごちそうさまでした!