2019年7月に夏季休暇を利用し訪れた星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」。
施設内には数々のショップや飲食店、アクティビティなどで楽しめるものの、やはり周辺にある観光スポットにも行ってみたい。
朝の散歩も兼ねて、リゾナーレ八ヶ岳から1.7kmほど離れた「小淵沢絵本美術館」を訪ねてみることにしました。
あまり事前情報なく、名前の響きや写真の雰囲気だけで選んだのですが、実際に行ってみたところ今回の旅行で1番癒やされたスポットなのではないかと感じています。
今回はそんな「小淵沢絵本美術館」をレビューしていきたいと思います。
- リゾナーレ八ヶ岳に宿泊、または遊びに行こうと考えている
- リゾナーレ八ヶ岳周辺の観光スポットが知りたい
- 絵本が大好き
- メルヘンな世界、ファンタジーな世界が好き
- 子ども(特に女の子)がいるご家庭
目次:お好きなところからどうぞ
小淵沢絵本美術館
開館時間:【7~9月】9:00~18:00【それ以外の月】10:00~17:00
無休期間:7~9月 / ゴールデンウィーク / 年末年始
休館日:水曜日
駐車場:10台
住所:〒408−0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3331−441
電話:0551-36-5717
冒頭で述べたとおり、リゾナーレ八ヶ岳からは1.7kmほど離れており、私たちは徒歩で訪れました。
道は広く、林や森のなかにある道ではあるものの歩道があるわけでもなく車通りもなかなか多かったため、正直徒歩での移動はオススメできません。
車で来ている場合はそれが1番早いですし、そうでない場合はリゾナーレ八ヶ岳で自転車をレンタルしてしまっても良いかと思います。
美術館見学
緑豊かな森の中に、可愛らしく雰囲気抜群の建物が見えてきます。
入り口には「八ヶ岳高原 小淵沢絵本美術館」の看板が。
美術館の前には広大な草原が広がっています。
車道からも少し入ったところにあるので本当に静かで、朝は鳥のさえずりがよく聞こえ爽やかで心地よい。
美術館に入ると、入り口すぐのところにあの「やなせたかし」先生の絵(詩)が飾られています。
生まれた
ときは
ひとりだった
死ぬときも
ひとりだもの
今
ひとりだって
さびしくない
いや
ちょっと
さびしい
なぜだろう
?
写真撮影は特に禁止されていないようですが、本や展示内容を多く公開するのは控えたいと思います。
館内の様子は公式サイトに掲載されていますので、気になる方はぜひご覧になってみてください。
雰囲気がわかると思います。
当記事では特に気になったところを紹介していきます。
美術館には絵本以外にも上記のような押し花を使ったアート作品も展示されていました。
押し花作家「高田かねこ」さんという方の作品です。
これまでもちろん押し花の作品はどこかで見たことはありますが、「押し花」という素材を使って絵やアートを仕上げているものは初めて見たので非常に感動しました。
自分たちが知らない世界がまだまだあるんだな、とそんなことを実感させられたことを覚えています。
こちらは有名な童話「シンデレラ」のガラスの靴。
「小淵沢絵本美術館」では絵本の世界を再現しているコーナーがいくつもあり、それが全体に漂うファンシーでメルヘンな雰囲気を醸し出しています。
入館料(600円)には飲み物代も含まれているということで、私たちもアイスコーヒーをいただきました。
高原の森の中、可愛らしく雰囲気のある美術館で数々の本や作品を眺めながら飲むコーヒーはなんとも贅沢なものでした。
対応してくださったスタッフの方々も非常に朗らかで絵本がとても好きなことが伝わり、こちらも平和で温かい気持ちになりました。
絵本の森ガーデン
美術館を一通り満喫し、外に出た私たちは奥(美術館の右側)に小道と看板があるのを発見します。
よく見てみると「絵本の森ガーデン」なるものがあるようです。
小道を進み、美術館の裏側に回ります。
美術館の裏はその名の通り庭になっており、数多くの植物・花が植えられていました。
写真はその一部になります。
緑や花の鮮やかな色合が美しく、少し雨が降っていたこともあり光る水滴がシチュエーションもあってとても幻想的でした。
絵本の世界を表現した庭ということで、非常にメルヘンチックで「もし家の庭がこうだったら毎日癒やされるのにな」と羨ましい気持ちになりました。
美術館の中も良い雰囲気で素晴らしい内容でしたが、こちらに訪れた際にはぜひ「絵本の森ガーデン」も覗いてみることをオススメします。
娘に絵本のプレゼント
言語:日本語
発売日:2007/6/1
旅の記念に、という意味も込めて長女に絵本を買ってあげました。
本のチョイスは娘に好みを聞いた結果となります。
3歳ぐらいの女の子はやはりお姫様、プリンセスが大好きなようです。
他にも数多く、可愛らしく魅力的な絵本が販売されていますので鑑賞がてら吟味して購入してみてはいかがでしょうか。
かかった金額
参考までに「小淵沢絵本美術館」でかかった金額は以下になります。
- 入館料(大人)×2:1,200円
- 絵本代金:1,600円
計:2,800円
この金額でこれだけ楽しめるなら十分と言えるでしょう。
森の中でメルヘンなおとぎ話の世界を堪能しよう!
冒頭で述べたとおり、ほとんど事前情報を調べることなく行き当たりばったりで訪れてみた「小淵沢絵本美術館」。
ロケーションを含め、爽やかで雰囲気ある非日常の空気を堪能することができました。
ある意味でこの旅で1番の癒しになったのではないか、私はそう感じました。
八ヶ岳高原にある森の中、ということで自然豊かな場所ですので四季によって見られる植物や風景も異なってくると思います。
春や夏の新緑も美しいですが、秋の紅葉や冬の雪景色もさぞ綺麗なんだろうなと想像できます。
今回私たちは3歳と0歳4ヶ月の娘を連れてリゾナーレ八ヶ岳に来ていますので、この美術館にも全員で訪れました。
「絵本美術館」ということで子ども向けの本があるのは間違いありませんが、展示方法や内容は比較的大人向けに設定されているように感じました。
ですので、私たちのような癒やしを求めた大人や絵本好きの子どもは存分に楽しめると思いますが、あまり興味がなかったり外で遊びたい盛りの子どもにとっては少し退屈に感じてしまうかもしれません。
また、展示場所は1階と2階になっておりすべてを見るには階段を登り降りする必要がありますので、足の悪い方や介助を必要とされる方はその点ご注意ください。
ですが、とても魅力的で素晴らしい美術館であることは間違いありません。
私たちのように「リゾナーレ八ヶ岳」に遊びに行った際には、この「小淵沢絵本美術館」もぜひ訪れてみてください。
自信を持ってオススメできる素敵な観光スポットの1つです。