今回は鹿児島県は新平酒造の芋焼酎「金計佐(きんげさ)」のレビューをしたいと思います。
焼酎は非常に奥深い世界ですし、有名な物ですと価格が万単位のものも数多くあります。
もちろんそれぞれの価格に見当たった味を楽しむことができますが、自宅で常飲するには少し現実的ではないですよね。
そんな中、今回紹介する「金計佐」という焼酎。
1升(1,800ml)で約3,000円前後、720mlで約2,000円前後と大変リーズナブル。
にもかかわらず、先ほど挙げたプレミア焼酎に勝るとも劣らない。
金計佐はこれまで数々の焼酎を飲んできた私が、自信を持ってオススメできるとても美味しい銘柄の1つです。
過去に妻と焼酎の本場「九州」に旅行で訪れた際、とある居酒屋で出会ったことがきっかけとなりました。
それ以降、私の中の「美味い芋焼酎」ランキングで1位の座から揺らいだことはありません。
普段あまり焼酎は飲まないという方にも、よく飲んでいる方にももれなく全員にオススメしたい。
そして驚いていただきたい。
今回はそんな熱い想いで本気でレビューさせていただきます!
目次:お好きなところからどうぞ
新平酒造 金計佐
原材料:さつま芋・米麹(国産米)
アルコール度数:25度
酒と火を結びつけた最初の人は古代ギリシャのアリストテレスと言われています。アリストテレスの四大説(火・地・空気・水の四つの要素が万物を構成している)から火と酒は古代ギリシャで結合し、やがて古代エジプトに花開いた「錬金術」と融合して蒸留酒は進化を遂げました。つまり、日本の蒸留酒の起源は、古代ギリシャであり、古代エジプトにあると言え、マクロな視点で考えれば、蒸留酒を進化・発展させた「錬金術」が、今日の芋焼酎を生み出したと言えます。
出典:金計佐|新平酒造株式会社 | 鹿児島芋焼酎『金計佐』『大金の露』
弊社初代当主、新平金計佐(きんげさ)も「金」の文字を有しており、原点を忘れることなく錬金術のごとく技術を磨き、金のような最高級の芋焼酎を造り上げることをめざして名付けられたのが「金計佐」です。原点を忘れることなく、最後の一滴に至るまで熱き情熱を注ぎ込んだ芋焼酎。新平酒造の初心が、ここに込められています。
金計佐の飲み方「ストレート」
モダンな雰囲気のあるグラスを冷蔵庫で冷やし、そこに冷えた「金計佐」を注いで飲んでみました。
いわゆる「ストレート」という飲み方ですね。
「ストレート」は名前のとおり焼酎をそのまま飲む方法なので、お酒本来の味を楽しむことができます。
特にポテンシャルの高いこの金計佐には、まさにうってつけの飲み方と言えるでしょう。
芋の香ばしい香り、みずみずしさ、果実のような甘み、それでいて繊細な味わいが舌と喉を駆け抜けます。
金計佐を初めて飲む方には、まずはこの「ストレート」をオススメしたいです。
ちなみに「常温」か「冷やす」かで言えば、私の好みとしては「冷やした」方が好きですね。
金計佐の飲み方「ロック」
続いてはこちら。
これも定番の飲み方の1つと言って良いでしょう。
お酒を氷で冷やし、溶けた水で割る「ロック」です。
酒器はクリスタルガラス専門店「KAGAMI」のものを使用しました。
基本的な味は「ストレート」と変わりません。
唯一違うのは、だんだんと氷が溶けてくるということ。
つまり「水割り」のような楽しみ方もできるというわけですね。
ですので「ロック」というのは「ストレート」と「水割り」の中間くらいに位置した飲み方とも言えます。
私はこの「いいとこ取り」の飲み方が好きなので、焼酎を飲むときは「ロック」で楽しむことが多いです。
しかし味の変化を楽しむことができますが、言い方を変えると薄まってしまうとも言えます。
ですがこの金計佐はしっかりとした芋の味わいがありますので、薄まったとしても風味が損なわれることはありません。
最後まで美味しくいただくことができるでしょう。
金計佐の飲み方「ソーダ割り」
実は「ソーダ割り」というのは金計佐では初めての飲み方です。
このブログをやっていなかったら、今後も試してみることはなかったかもしれません。
味は未知数…さて、どうか。
うまい!
いやーびっくりしました。
一口目から思わずに声に出して言ってしまいましたよ、「うまい!」。
炭酸水の持つ爽やかさはもちろんなのですが、何よりこの金計佐の持ち味である「みずみずしく甘さがある」という特徴を存分に活かしきっています。
これまで「焼酎飲むならストレートかロックでしょ」とドヤ顔してきた私ですが、完全に認識が覆されました。
焼酎のソーダ割り、本当に美味しいです。
割合としては「金計佐:ソーダ=2:3」くらいにしています。
人によって好みはあると思いますが、このくらいが適度だと感じたのでぜひ試してみてください。
金計佐の飲み方「お湯割り」
最後の飲み方である「お湯割り」。
恥ずかしながらこれも金計佐では初めてなんですよね。
なんというか、金計佐は個人的にトップ1の焼酎なので毎回買った時に大事にストレートやロックで飲んでいるとあっという間になくなってしまい。
「ソーダ割り」とか「お湯割り」というのはちょっと冒険、みたいなイメージがあるのでなかなか手が出せないんですよね。
なのでそんな食わず嫌いを克服させてくれたブログに感謝しながら、味を楽しみます。
評価!
微妙!!
ソーダ割りの衝撃が強すぎたとかそんなわけではないですよ笑。
私にとって、正直なところ金計佐のお湯割りは微妙でした。
もちろんまずくはないんですが、なんだろう、やっぱり素材の味を活かしきれていないと感じるのが素直な感想かもしれません。
金計佐が持つ芋の風味だったりみずみずしさというのは感じることはできますが、どうしても物足りないというか、わざわざお湯で割る必要がないというか。
あくまで個人的な感想ですが、私にはベストマッチとは感じませんでした。
コスパ最高な「金計佐」をいろんな飲み方で楽しもう!
計4種類の飲み方を試し、紹介してきました。
改めて私が思う「金計佐」のオススメの飲み方を順位づけします。
- ソーダ割り
- ストレート
- ロック
- お湯割り
自分でもビックリです。
まさかソーダ割りが1位になるとは。
そのくらい衝撃的な美味さでした。
2位のストレートと3位のロックはほぼ同率ですね。
4位がお湯割りなのは言わずもがな。
こうしてみると本当に焼酎というのは奥が深いですね。
お湯割りが美味しい焼酎ももちろん知っていますので、銘柄によって合う合わないというのがあるんだなーと改めて知ることができました。
そして飲み方を少し変えるだけでこんなにも表情を変えるとは。
これを機に、私自身がまたディープな世界にどっぷりハマっていきそうです笑。
新平酒造「金計佐」
心ゆくまで堪能し、本気でレビューさせてもらいました。
ぜひ一度飲んでみてもらいたい1品です。