今回は鹿児島県は濱田酒造の芋焼酎「赤兎馬(せきとば)」のレビューをしたいと思います。
赤兎馬と言えば、もともと九州限定で販売されていた焼酎。
その美味しさが口コミで広がり、最近では本州でも販売され気軽に飲めるようになりました。
少し前までは仕入れている酒屋さんに行かないと手に入らない焼酎だったのですが、最近はイオンの系列店(マックスバリュ)などでも普通に販売されています。
1升(1,800ml)で約3,000円前後、720mlで約2,000円前後で非常にお求めやすい価格帯になっていることも人気の理由の1つです。
そんなコスパ、味ともに良い赤兎馬を今回は4つの飲み方でレビューしていきたいと思います。
目次:お好きなところからどうぞ
濱田酒造 赤兎馬
原材料:さつま芋・米麹(国産米)
アルコール度数:25度
【赤兎馬(せきとば)】・・・「三国志」及び「三国志演義」に登場する馬からのネーミングです。
「三国志演義」によりますと、赤兎馬は稀代の名馬で、一日に千里を駆け抜けたそうです。(1里は、3.92727273 キロメートル)
赤兎馬は最初の登場から20年以上現役で走り続けたとされています。
この名馬のような銘酒として育てていきたいという願いから、この薩摩生まれの焼酎が名づけられました。原材料に厳選された良質の鹿児島県産黄金千貫を手作業にて、丁寧に選別し使用されています。
出典:赤兎馬 焼酎
蔵のある「いちき串木野市」は、シラス土壌から湧き出す良質な地下水が豊富な土地柄です。
うまい酒はうまい水が作ります。米麹(白麹)を使用し常圧蒸留で醸されています。
また蒸留した原酒を秘伝の特殊な濾過を行い、風味を残しながら雑味がない味わいを作り出されています。
そして、その原酒をじっくりと熟成貯蔵し、心を込めて瓶詰めを行います。
赤兎馬の飲み方「ストレート」
まず素材の味を1番楽しむことができる「ストレート」から。
冷やしたグラスに冷えた赤兎馬を注ぎます。
雰囲気を出すために、間接照明用のライトの上に置いてみました笑。
まず口に含むと感じるのが甘み。
続く、芋の香り。
そして強いアルコール感が押し寄せます。
これぞ「焼酎!」という感覚を存分に味わえます。
ただ、芋焼酎特有の「芋臭さ」というのはあまり感じることはありません。
苦手な方はこの独特の臭みが気になるかと思いますが、赤兎馬はうまく調整され飲みやすくなっています。
ただ「アルコール度数:25度」はダテではないので、初心者の方に手放しでオススメできるとはちょっと言い難いかも。
赤兎馬の飲み方「ロック」
お次はこれまたど定番「ロック」で味わってみます。
見た目にも涼しげですし、お酒は冷やすとより美味しく感じます。
酒器はクリスタルガラス専門店「KAGAMI」のものを使用しました。
当然ですが、基本的な味は「ストレート」と変わりません。
氷がだんだんと溶けていくことで「水割り」になりますので、味のグラデーションを楽しむことができます。
私が赤兎馬を飲む時はもっぱらこの飲み方です。
手軽ですし、冷たくて美味しいし、ストレートほどきつくはなく、かつ素材の味を楽しめる方法として優れています。
赤兎馬の飲み方「ソーダ割り」
続いては「ソーダ割り」。
実は私が家で焼酎を飲む時は「ソーダ割り」はあまりしたことがなかったりします。
今回はレビューということで、この赤兎馬をほぼ初めてソーダ割りで飲んでみました。
美味!
焼酎というのはやはり炭酸とあいますね。
炭酸水の爽やかさと芋の風味、焼酎のアルコール感がちょうど良く中和されてゴクゴク飲めてしまいます。
炭酸のおかげで弾ける泡で芳醇な香りを楽しむこともできます。
初心者にまさにうってつけの飲み方なのではないでしょうか。
赤兎馬の飲み方「お湯割り」
最後は「お湯割り」。
夏の間は「お湯割り」は滅多にすることはないのですが、冷房の効いた部屋で温かいお酒を飲むのってなんだか贅沢ですよね笑。
つまみとして「梅干し」なんかを横に添えたら最高です。
「the・焼酎」の飲み方という感じがして、私は好きですね笑。
さて、味の評価は…。
はい、正解でました!
別の記事で「金計佐」という焼酎をレビューしているのですが、その時の評価は「微妙」だったんですよね。
「金計佐」は私が1番好きな焼酎なので、正直意外だったのですがやはり銘柄によって飲み方の「あうあわない」というのは明確にあるようです。
お湯割りにすることによって、芋の甘みが増す、という表現が一番近いかと思います。
ロックやソーダ割りでは冷やして飲むことになりますが、それによって抑えられていた魅力がお湯割りでは解き放たれているような感じがしました。
湯気に乗って芋焼酎の風味が一気に鼻に登ってくるので得手不得手があるかと思いますが、ぜひ一度試してみてほしい飲み方です。
様々な種類の赤兎馬
今回レビューした赤兎馬は基本の「赤色」ラベルのものだったのですが、これ以外にもたくさん種類が出ています。
上の画像一覧に、手元にあった種類をできる限り載せてみました。
- ブルーボトル
- 紫
- 玉茜
- 甕貯蔵 芋麹仕込み
- 柚子梅酒
- 柚子
特に「柚子梅酒」「柚子」は甘めの味付けになっており飲みやすいので、女性の方にもオススメできるお酒となっています。
これ以外にもまだ種類はありますので、気になったものを試しお気に入りの物を見つけてみてはいかがでしょうか。
私も機会があったら飲んでみて、レビューしたいと思います!
「赤兎馬」をいろんな飲み方で楽しもう!
「赤兎馬」を4つの飲み方で試してみました。
評価し終えた上で、私の「赤兎馬」のオススメの飲み方をランク付けしたいと思います。
- お湯割り
- ソーダ割り
- ロック
- ストレート
「お湯割り」が1位になるとは思っていなかったので、自分でも意外ですね。
慣れた人の飲み方だと思われがちですが、赤兎馬はお湯割りで飲むのが断然美味しかったです。
「ストレート」はお酒本来の味を楽しむにはベストな飲み方なのですが、少々アルコール感が強いので慣れていないとむせてしまうかもしれません。
そういった場合には「ソーダ割り」で中和することで、飲みやすく美味しく楽しめると思います。
濱田酒造「赤兎馬」
リーズナブルに上質な芋焼酎を楽しむことができる1本ですので、ぜひ一度お試しください!